英国カントリーが旬な今、狙うべきはコレです
英国クラシックおよび英国スタイルトレンドが、ドレスシーンだけでなくカジュアルシーンにまで及ぶ昨今。カジュアルにおいては、バブアーが多くのブランドとのコラボをリリースするなど、英国カントリーへの注目度が急上昇しています。となれば、やはりダッフルコートへの興味も断然高まります。
ダッフルコートは、19世紀に北欧地域の漁師の仕事着として生まれたと言われています。その優れた防寒性から、19世紀後半の第１次世界大戦時には、英国海軍が採用しています。第２次世界大戦でも、ノルマンディ上陸作戦を指揮した英国の英雄モンゴメリー元帥が愛用したことでも、知られていますね。
英国には秀逸なダッフルコートを作るブランドが多いだけに、選択肢は豊富。また、ゆったりとしたシルエットで着るのが基本だけに、休日コートには打って付けです。軽量ダウンコートになれたカラダには、ともすれば重たく感じるかもしれませんが、そこはオシャレ優先ってことで。女性ウケ抜群と聞けば、喜んで我慢できることかと（笑）。
INVERTERE インバーティア
学生っぽくならないカギは、パンツ選びにあり
コート15万8000円／インバーティア（ビームス ハウス 丸の内）、ニット3万1000円／ジョン スメドレー（リーミルズ エージェンシー）、シャツ2万5000円／ジャンネット、パンツ2万5000円／ブリリア1949（以上トヨダトレーディング プレスルーム）、シューズ19万円／ジョンロブ（ジョンロブ ジャパン）、以上すべて税抜き
英国ダッフルといえばここを懐かしく思う人、多いんじゃないでしょうか。80年代後半に大流行したダッフルコートを、ビームスFが40周年を記念して復刻。生地は、同じく英国のジョシュア・エリス製の厚手ラムズウール製ヘリンボーン。往年の魅力を踏襲しながらも袖のみすっきりとしたシルエットにアップデートすることで、モダンな印象も楽しませます。そんな1着に合わせたのは、白パンツ。キャメルカラーとのクリーンで品良い配色は、大人の上質さを匂わせます。
HEVO イーヴォ
実はひとクセもふたクセもあるんです
8万8000円（税抜）／イーヴォ（トヨダトレーディング プレスルーム）
ウール×ナイロン製の生地は、ダッフルらしく厚手ではありますが、実にソフトな生地感に仕上げられています。見どころは、ボディとアームが一体になった、いわゆるドルマンスリーブを採用している点。他にも、インシームジップを採用するなど、ダッフルコートの王道を覆すディテールが。
GRENFELL グレンフェル
名門中の名門らしい、細部に至る作り込み
12万5000円（税抜）／グレンフェル（コロネット）
グレンフェルクロスでおなじみの英国老舗ブランドは、ダッフルコートもお手の物。ベイカーと名付けられたこちらは、ウールヘリンボーンを採用。繊細な表面感と軽さを備えつつ、防寒・防風性はバッチリ。フード口にアジャスターを設ける実用性も備えています。
CAMPLIN カンプリン
ブランドアイデンティティをダッフルでも主張
8万5000円（税抜）／カンプリン（カヴァレリア）
1800年代に英国海軍へピーコートの提案・生産を行い、ピーコートの元祖とされるブランド。ダッフルコートにおいても、中綿入りのライニングやハンドウォーマーポケットなど、ピーコートの面影が。フロントも、トグル&ジップで防風性完璧です。フード内には、ウインドウペン柄の遊びも。
Photo：Naoto Otsubo
Styling：Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text：Masafumi Yasuoka
【お問い合わせ】
ビームス ハウス 丸の内 03-5220-8686
https://www.beams.co.jp/
トヨダトレーディング プレスルーム 03-5350-8224
https://www.gentedimare-online.com
コロネット 03-5216-6521
http://www.coronet.co.jp/brands/grenfell/
カヴァレリア 06-6258-7577
www.cavalleria.jp
ジョンロブ ジャパン 03-6267-6010
バインド ピーアール 03-6416-0441
リーミルズ エージェンシー 03-5784-1238
