BMWのなかでも、あえてコンサバなセダンを選ぶ理由
公開日の関係でお伝えするのが遅くなりましたが、やはり触れておかなければならないのがパリでワールドプレミアされた新型の「BMW 3 Series」です。
その生産工場はすでに絶賛稼働中で、本国のミュンヘン(ドイツ)、北米の新工場サン・ルイス・ポトシ(メキシコ)、瀋陽(中国)の3拠点で世界をカバー。実際のローンチは2019年3月とのことですから、日本もそう遠くない時期に発売されるでしょう。
何となく見てしまう生産ラインの風景はコチラ!
【2019 BMW 3 Series – PRODUCTION】
新型3シリーズのモデルコードはひとつ進んでFからGに。第7世代の3シリーズは「G20」となります。
覚えておきたい要点は3つ。日本仕様の届出数値が判明しないので正確とはいえませんが、41mm伸びたホイールベース(全長+85mm)、およそ50%向上したボディ剛性、ヘッドライトと繋がった大きなキドニーグリルはデザイン上のハイライトといったところ。その存在感といったら5シリーズに匹敵しそうです。
じっくり考えてみたい妄想中のBGMはコチラ!
【作業用BGM 「らららコッペパン」 15分耐久】
早くもワタシの妄想ですが、もうトヨタはBMWを買ったらどうなんでしょうね。吸収合弁ではなくパトロンとして。MINIもロールス・ロイスも付いてきますから、互いのクルマ造りに役立ちます。
BMWはもともと同族系の企業なので、創業家の豊田章男さんがトップの今ならまとまるハナシじゃないでしょうか。ドイツではボッシュなどもファミリー企業ですが、日本じゃとやかくいわれる世襲(外野から見た印象として)も、ドイツでは好意的にアットホームな企業として認知されています。ですから、上手にアナウンスすればネガティブな問題として報じられることもないかなと。
自動車メーカーの直近の課題は自動運転技術です。このままだとグーグルやアップルなどIT系企業に駆逐されかねません。今はまだ嗜好品としてのクルマが成立する状況ですが、人々の意識が変わって単なる移動手段へとなれば、もはやクルマは単なるハコに過ぎないのです。
だからこそ、クルマをドライブする楽しさを追求する両社には頑張っていただきたい。偉そうなものいいですが、クルマは未来も楽しい愛着のわく存在であってほしいと願うのです。
最後にライフスタイルカーとしての3シリーズも妄想しておきましょう。
スポーツ性能が持ち味のBMWですが、一歩間違うとクルマおたくの偏愛車(者)になりかねません。3シリーズはウンチクよりも、無駄に語らずしれっと乗るのがカッコいいのです。だって、ある意味で「メルセデスはノーサンキュー」の意思表示なワケですから。
そして、セダンというコンサバなパッケージは、まるでグレーのテーラードスーツのようにシーンを選ばない使い勝手の良さがあります。さり気なくいいものを身に付けるって、老若男女を問わず、自分に自信がもてるというか安心感が違います。
とはいえ、パーソナライズを忘れてはいけません。その点、BMWはインディビジュアルですからオプショナルパーツも豊富です。そして、信頼性も折り紙つき。
ファッション性と機能性を併せもつ信頼のM印はコチラ!
【The all-new BMW 3 Series. BMW M Performance Parts (G20, 2018)】
BMWの3シリーズは、このクラスのベンチマークとなる人気のモデルです。それ故にデビューから1年もすれば、都市部では目立たなくなるステルス機能を発揮します。
むふっ。頑張りましょっ!
Text:Seiichi Norishige
BMW
0120-269-437(BMWカスタマー・インタラクション・センター)
■The all-new BMW 3 Series. Official Launchfilm. (G20, 2018)