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WOMAN 媚薬ジャズの聴かせ方

「結婚詐欺にあいました」ユーラシア大陸さん(34)さんのお悩みとは?

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JAZZという、男と女の歌を扱うのですから、酸いも甘いも人より多めに気絶してまいりました。この連載では、皆様からいただいた恋愛相談に対して、JAZZシンガー目線のアドバイスと共に、ちょっと元気が出るナンバーをご紹介してまいります。

危ない橋を渡らないためには

仲秋の候 ダンナはお変わりなくお過ごしでしょうか?いつも気にしております。

御機嫌よう、恋愛中毒JAZZシンガー「ぺぺ」ことRIKAPEPEです。


JAZZというのは、男女にまつわる恋愛のストーリーがほとんど。男と女の歌を扱うのですから、酸いも甘いも人より多めに気絶して参りました。この連載では、ぺぺが毎回読者の皆様からいただいた恋愛相談に対して、JAZZシンガー目線のユルっとした恋愛アドバイスと共に、ちょっと元気が出るJAZZナンバーをご紹介してまいります。

さて、今回のイケナイ読者様からのご相談は、「結婚詐欺にあいました。立ち直れるかわかりません」という34歳の男性からからのお悩みにお答えします。ダンナ!さっそくお便り拝見いたしましょう。

【お悩み】
結婚詐欺にあいました。
彼女と出逢ったのは1年半前。いきつけのお店で度々出くわして意気投合し、そのままお付き合い。お互い仕事が忙しく、デートをするのも月に2~3回というペースでしたが、順調に交際を続け、晴れてプロポーズ。恋愛から暫く遠のいていた自分ですが、仕事も順調でしたし、彼女が運命の人だと思ったので結婚を決意。

人生最高の瞬間でした。

自分の仕事が忙しく、結婚の準備は彼女に任せていて、そして、披露宴当日に事件が起こりました。新婦の来賓者が一人も来ない。来賓予定のお客さまは全てサクラでした。僕は人生最大の屈辱を味わいました。

「結婚相談所で数合わせのバイトがある」という怪しげな話を軽く聞き流していた自分が馬鹿でした。しばらく立ち直れるかわかりません。

(ユーラシア大陸 エンジニア/34歳)

ユーラシア大陸さん、お便りありがとうございます。
恋愛相談室始まって以来の気絶サスペンスのようなご相談で・・・かける言葉が見当たりませんが、まずは心よりお悔み申し上げます。しばらく立ち直れないのは当然のことです。ですが、今回ご丁寧にご相談をいただいたので、ここは次の旅路に出ていただくためにも、ぺぺより贈る言葉をかけさせていただきます。

恋は盲目とありますが、恋の始まりは大変危険です。目の前が眩しすぎて何も見えてませんから(笑)。

©gettyimages

見えてないというのは、相手のことも自分のこともです。大人になってからの恋愛は、冷静さを持ちながら進めるのが良いかもしれませんね。また、若い時からきちんと恋愛して、女という異物と膝突き合わせて本音で語っていれば、大事な結婚を決める前に、こういう危ない橋には渡らなかったと思います。

「あー、この橋は危険そうだ」

gettyimages

「この橋、前も見たぞ!絶対、最後の最後で落ちるパターン」

みたいにビビビっと気絶センサーが割とはたらくものです。逆に、危ない危ない!と思いながらも渡っちゃうパターンもあるのですけどね(苦笑)。しかしながら、勉強材料としては、本当に心苦しい気絶なケースでしたね。色々勝手に言わせてもらって申し訳ございません。

といいながら、ここで残念なお知らせをもう一つ。

大人になると恋愛も仕事の失敗も全部自己責任。誰もあなたの尻を拭いてはくれません。ですから、自分で立ち直るしか生き残る方法はございません。今回の気絶体験は最高の反省材料だったと思って、まずは『Cry Me A River』を怨念をこめて熱唱し、過去を水に流しましょう。そして、スクッと自分の足で立ちあがってください。元気があれば何でもできる!

【お答え】
人生に彩りを与えるのはやっぱり恋愛。
失敗を恐れず経験を積んで、またレッツスタートです。
人生賭けて愛着のもてるパートナーを探してみてください。

さて、今回ご紹介するナンバーは、フランスを代表するシャンソン歌手エディット・ピアフが歌っていた『La Vie en Rose 』です。

恋をしよう、バラ色の人生ですね。自分ひとりで生きていく人生って、やっぱり限界がありますし、味気ない気がします。せっかくこの世に生まれたのですから、自分の人生に異物が混ざることで広がる新しい世界、新しい自分を見つけましょう。骨の髄まで味わうのです。

今回のご相談を機に、見極める力を養いながら恋もして、鋼のハートと素敵なパートナーを手に入れてくださいね。ユーラシア大陸さんの幸せをお祈りいたします。では、次のナンバーでお会いしましょう。艶ュー。

■おすすめのJAZZソング

エディット・ピアフの愛の唄に気絶!

【和訳】
2つの目が私を見つめる、唇にはかすかな微笑。
まぎれもない私が、愛した彼のポートレート。
あの人の腕に抱かれたバラ色の日々。
あの人が語った愛の言葉で、私はとけてしまいそう。
私のこころをとらえた人。幸せな日々。
「お互いのために生きていこう」と語った人よ。
死ぬほど幸せだった夜。
愛の余韻は続き、悲しみは消える。
幸せだった日々よ。

Photo:Yoshihiro Kamiya,Getty Images
Text:RIKAPEPE
Illustration:Eri Sakai

 



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