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スポーティで快適!グングン走る新型レクサス試乗レポ

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末っ子SUVはスポーティ! でもって、センスの良さがプンプン!!

レクサスというブランドでイメージされるのはLSを筆頭とする高級サルーンですよね。GSとかISとか。それに、これから日本でも発売が開始されるESなんてのもあります。どれもビジネスシーンもOKなフォーマルな雰囲気を持ち合わせています。スーツを着て降りてくる姿がかっこよかったり。

でも、その構成図がじわじわと変わっていってる気がします。そう、勢力を伸ばしているのはSUV。メルセデスを筆頭にするドイツ勢のように、レクサスのラインナップもまたSUVがマジョリティとなる日は近いのではないかと。

具体的にはLXを頂点にRX、NXが顔を連ねます。でもアメリカにはLXとRXの間にGXというのもあリます。ランクル・プラドのレクサス版ですね。そして今回さらに一台増えることが確定しました。ジュネーブモーターショーで発表されたUXです。日本発売開始はこの冬。これで国内4モデル体制が確立です。

そんなUXを発売前にヨーロッパで試乗してきました。場所はスウェーデンの首都ストックホルムの市内と郊外。そこで世界中のメディアをレクサスが招いて、大規模な国際試乗会が行われました。

UXの特徴はご覧のようにスポーティな外観です。兄に当たるRXやNXをそのままスケールダウンしたのではなく、スポーツコンパクトハッチのようにシュッとしたフォルムで仕上げました。いってしまえば、BMW X5やX3に対するX2、アウディQ5やQ3に対するQ2のように。まぁ、UXの名が“アーバン・クロスオーバー”からきていると聞けば、至極当たり前ではありますが。

でもそれだけじゃないんです。見かけ同様に中身もスポーティ。軽快なハンドリングとボディの身のこなし、足回りの俊敏性はいい感じです。これはGA–Cと呼ばれる新型プラットフォームの恩恵で、すでにプリウスPHVやCH–R、カローラスポーツなどで実証済み。これら3モデルすべてクローズエリアでかなり踏み込んだことがありますが、どれもスポーティでした。お見事!

パワーソースは2リッター直4ガソリンエンジンと同排気量のガソリンユニット+モーターのハイブリッドがあります。どちらもアクセルレスポンスよくグイグイクルマを前へ押し出します。今回ガソリン車のCVTには発進用に別のギアがつけられたのですが、それがいい感じに働きます。これだったらCVT嫌いの方も納得するでしょう。

それに乗り心地もよかった。試乗車にはリニアソレノイド式AVSというダンパーの減衰力を細かく制御する装備が搭載されていたのですが、それにより快適な乗り味を生み出しています。スポーティさと快適さを瞬時に具現化する感じですね。大まかにいえば、快適性に振っている印象でした。

まぁ、細かい話はこれくらいにして、UXのあるライフスタイルをイメージしてください。コンパクトでもサイズによるヒエラルキーにとらわれないセンスの良さを感じませんか? なんかいいんですよね、最近のレクサス。ある意味高級サルーンのポジティブなイメージが功を奏しているような。う〜ん、これって戦略なんですかね……。



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