【惜しいよオトコその12】SNSの写真に命をかける、ジドリ・ガンバリスギーノ氏
こんばんは。毎月第2&第4月曜夜にお送りしておりますコミック連載、平松昭子の「ココが惜しいよ、40オトコ」でございます。一気に季節は秋! 急激な肌寒さに「着る服がない〜」と焦ったかと思いきや、翌日は暑さでダラダラ。そんな日本を飛び出して、シルバーウィークは海外で満喫中♡ という方も多いことでしょう。このバカンスシーズン(?)、目にすることが多いのは、ジドリ・ガンバリスギーノ氏。
SNSのプロフィール写真って、難しいですよね……。
個人的には“顔の一部を隠している人”の写真で、気になることが多いです。女の子が横から、顔半分をちょこっとのぞかせているようなのは、可愛くて好感が持てるんですけれど、40オトコがやると不気味……、になってしまう方が多いような気がします。
帽子で顔半分が真っ黒な人も、ミステリアスな演出を狙っているのかもしれないけど、犯罪者!? という感じに見えてドキドキしてしまいます。逆光で真っ黒すぎて、誰だかわからない人もなんだか……。何か顔を出せないようなやましいことでもあるのでしょうか?
旅先の美しい風景をバックにポーズをキメている人も多いですが、中には、パートナーや友人、もうしくは添乗員さんにたくさん撮らせたのかなぁ、と感じさせてしまう人もいらっしゃいまして……。何なんでしょう、そう感じさせてしまうのは? 人相? 素敵なシチュエーションなのに、なんだか惜しいですよね。
写真は隠せば隠すほどボロが出るので、恥ずかしがらずに思い切って堂々としていた方が潔くてかっこいいです。そんなワタクシ的、理想のプロフィール写真は、生き物と一緒に写って自然体な人。これこそ気絶です。
カール・ラガーフェルドとシュペットのツーショットも素敵ですけど、そこを目指すと写真のテクニックがまた必要になって来ますので、今すぐ、
Illustrations: Akiko Hiramatsu
Edit : Yukari Tachihara
平松昭子 Akiko Hiramatsu
イラストレーター/ブロガー 雑誌やWEBサイトをメインに、ファニーでエレガントなイラストやエッセイを執筆する。一方そのファッションセンスが注目され、女性誌のファッションスナップページなどに多数登場。着物を愛好し、Masshivanのメンバーとしてアート活動にも力を入れている。著書に『平松昭子の着物事件簿』(宝島社)『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社)『平松昭子のファッションホリック道』(KKベストセラーズ)などがある。かつて原宿のアンティークショップでバイトをしていたこともあり、FORZA STYLEでは「アニ散歩」に大注目。いまの夢は「カウンターでアニキと飲むこと!」。オシャレでキュートなイラスト満載のHPはこちら! http://akikohiramatsu.com