LESSON260 英国調で仕上げる秋のシャツイチ気絶コーデ
日中はまだ暑さが残りますが、そろそろTシャツに短パンコーデから卒業したいものですね。暑さが残る秋のはじめに、シャツ一枚でも簡単に季節感を出せる気絶コーデ術をデヴィッド・ヴェッカムから学びたいと思います。
チョイスしたのは、カーキ色のネルシャツ。静かで落ち着きのある見た目、ふっくらと柔らかな素材感、秋を感じさせるには十分すぎるほどの要素を持った今時期に重宝するアイテムです。カジュアルなアイテムですが、デニムやチノでは合わさず、同色のウールトラウザーズを使いワントーンで綺麗めにまとめるのがベッカム流。
サスペンダーで吊るせば、パンツとシャツの位置にメリハリをつけてスタイルも美しく見せることができます。足元に明るいブラウンのウィングチップを履けば、あっという間に今季流行の英国調に早変わり。シャツ一枚でも、色合わせ、テイスト、小物のバランスを上手く整えれば、秋ムードを時短で演出できるのが今回のポイントです。
シャツは、腕もとまで捲り上げてコーデに動きをつけるのもテクニックのひとつ。短く刈り上げた髪型やワイルドなヒゲがカーキ色の渋さをさらに引き立てています。このコーデなら、オーセンティックなアイリッシュパブで、ウイスキー&シガーと共に秋の夜長を楽しむのもアリですね。カーキシャツをクールに着こなして、ダンディな大人の仲間入りしませんか?
Text:Satoshi Nakamoto
デヴィッド・ヴェッカムのように装うならこんなアイテムがオススメ
コットンギャバジンを使用したINCOTEX(インコテックス)の1インプリーツテーパードパンツはメリハリの効いた美しいシルエットが持ち味です。
敢えてストレッチ性の無いパキッとした生地をチョイスしているのに、必要以上にカントリーさやタフさを漂わせないところがINCOTEXらしいポイント。トレンド感を漂わせつつしっかりクリーンな仕上がりになっています。
ジャケットを羽織った時の襟のおさまりはもちろん、一枚での着用時も品のよいスタイルを演出してくれるエレガントな襟型。
ボディにはレギュラーフィット・通常着丈で袖丈をベースよりあらかじめ2cm短く設定し前立てをつけた「TUCSON」をセレクトしています。
カフスのサイズ感など細かい箇所までこだわったAHならではのスペシャルなモデル。狭めな肩幅が特徴的なフィナモレのシャツは、その肩幅からは想像も出来ないほど動き易く、フィット感にも長けています。
BREUER(ブリューワー)のブレイシーズはその他大多数の物と比べ明らかにクオリティが高く、使用しているレザーの質や縫製の美しさなど、群を抜いて高級感があります。
シンプルなコットン素材のバンドを採用し、主張を強めず静かに存在する、ただし品質の良さに裏打ちされたエレガンスをもって・・・と優雅で美しい仕上がりになっています。
ラウンドトゥの仕様ながらもノーズはコンパクトですっきりとした作りなので、粗野な印象を感じさせないエレガントな見えがかりとなっているのが特徴です。
カジュアル感を抑えたショートウィング仕様で、スタイリング問わず着用できるのもうれしいポイント。
カジュアルアップのスタイリングにはもちろん、スーツやジャケットの足元に合わせヌケ感のあるドレススタイルを演出するのにお勧めです。