薄軽&ソフトで、レザーをスポーティに装う
秋口には分厚いレザーじゃなく、薄くて軽いレザーがおあつらえ向き。レザーアウター自体に保温性はあまりないので、薄手のインナーに羽織れば秋口にも着れちゃいますが、それでもやっぱり季節感的には肉厚なレザーは暑いというより重苦しく見えてしまいます。特に昨今はスポーティがキーワードとなるだけに、レザーアウターも軽快な感じで着こなしたいものです。
おすすめは、薄くなめしたものはもちろん、シープなどそもそも質感が柔らかいレザーのもの。それならば、ダブルライダースでも重苦しい印象になりません。ただし、安っぽく見えてしまうフェイクレザーは厳禁。その点、ラグジュアリーブランドなら安心です。また、軽快感の演出にはレザーの質感だけでなく丈も重要になってきます。理想はもちろんスポーティなブルゾン丈。インナーにあれこれ着込まずシンプルなハイゲージのニットなどを合わせ、さらりとした雰囲気で着こなしたいものです。
そんな薄手の軽快なレザーブルゾンを纏い秋のドライブにオープンカーで出かけ、これまた軽快な走りを楽しむ。この季節ならではの、大人のオトコの休日を過ごそうじゃありませんか!
Dior Homme ディオール オム
ダークカラーまとめでも、薄軽レザーなら重たくない
柔らかなグレインドラムスキンは、そのキメの細かさが上質さをアピール。形は丈の短いボンバージャケットで、リブにはさりげにライン入り。だから、上下ブラック、そしてインナーもダークトーンで揃えても、あくまでスポーティな印象で着こなせます。バックショルダーには、ディオール オムお馴染みの“スカー”ステッチがデザインされています。
BRUNELLO CUCINELLI ブルネロ クチネリ
薄軽レザーなら、リバーシブルだって可能です
ご覧の通りの光沢感は、スペイン産の子羊を使ったポリッシュドナッパレザーの賜物。高級感を主張しながら柔らかさと軽さを備えるとあって、中綿入りのリバーシブルデザインを可能にしています。デザインはここらしくシンプルですが、レザーのリバーシブルは結構ユニークな提案です。
GIORGIO ARMANI ジョルジオ・アルマーニ
薄軽レザーなら、ダブルだってこの通り軽快顔に
無骨なレザーアウターの代表的存在であるダブルも、柔らかくなめしたラムナッパなら、一転して力の抜けた雰囲気に。やや着丈を長くし、さらにストイック過ぎないシルエットも、それを後押しします。ディテールにおいてもシンプル&スムージングされ、ワイルドじゃなく都会的な洗練顔を印象付けます。
TOM FORD トム フォード
着心地は薄軽ですが、見せどころはしっかりあります
ここんちの定番といえば、このウエスタンジャケット。今シーズンは艶感たっぷりの光沢ソフトカーフがリリースされました。オフホワイトがあくまで品の良さを主張しつつも、スナップボタンを開ければこれまたお馴染みのビッグジップがお目見えするなど、アイコニックなディテールが健在。ちなみにビビッドイエローもあります。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
クリスチャン ディオール 0120-02-1947
https://www.dior.com/ja_jp
ブルネロ クチネリ ジャパン 03-5276-8300
https://shop.brunellocucinelli.com/ja-jp/
ジョルジオ アルマーニ ジャパン 03-6274-7070
https://www.armani.com/jp
トム フォード ジャパン 03-5466-1123
https://www.tomford.com/