BMWの仮想モータウンで妄想の翼を広げよう!
時が流れるのは早いもので2018年も残すところ3ヶ月と少々。なんとなく2019年を意識せざるを得ません。
この時期、輸入車マーケットは2019年モデルへの衣替えと、欧州では一足早く始まった新燃費表示であるWLTP(乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法)の導入と相まって、既存のモデルさえ仕様変更が行われています。
で、今回は日本のマーケットをメルセデスとともに2分する人気ブランドBMWを小特集。本国事情もにらみつつお伝えできればと思います。
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BMWは間もなく新世代の3シリーズを発表します。このクラスのベンチマークとなるモデルだけにメディアさえ気合十分。BMWも既にカモフラージュを施した画像を公開し、下地作りに余念がありません。
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メディアとして、この手の画像で記事を作るのもいかがなものかと思いますが、気なる方は気になる・・・でしょうから、情報足らずで恐縮ですが掲載しておきます。公式発表時のサプライズに期待しましょう。
ブランディング上“やりやがった”なニュースがBMWの新キャンペーン、ネット上に構築された仮想空間都市「M TOWN」であります。このMは無論ドMのそれではなく、BMWのハイパフォーマンスモデルに与えられるあのMです。
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この町の住人となるには登録が必要ですが、MモデルのオーナーでなくてもOK! ワタシも住民登録しましたのでご参考までに御覧ください。
【M TOWN】の入り口はコチラ!
で、町並みはどうなっているか? と申しますと、ココはソーシャル・デジタルプラットフォームなので「#M_Town」で画像を投稿しM仲間と共有。自身がアップした画像がデジタルマップに浮かび上がります。
ようするにBMWは、M嗜好の人々を集め、バエる画像を投稿し合いコミュニケーション可能なトクベツな場所を提供したことに。ラフにいえば、ハッシュタグで紐ヅケしてコアなドMから、お目覚め前のワカモノまで囲い込むデジタル作戦を敢行。いうなれば「ドM育成計画」なキャンペーンなのです。
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【ドMな街の日常風景】はコチラ!
Welcome to BMW M Town – Where TOO MUCH is just right.
思えばBMWのMモデル、ドライブ好きにとってこれほど素晴らしいクルマはないかも知れません。気持ちよく回るエンジン、精緻なフィール、切れのあるハンドリング、それを支える卓越したシャシー性能など、まさに駆け抜ける歓び。
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さて、ココから妄想の翼を広げてみましょう。
仮想空間ではあるものの、ココは街ですから【M TOWN】には市長なり名誉市民なり、アイコンとなる人物が必要です。そこでワタシがフラグを立てたのが5代目ジャック・ライアンことジョン・クラシンスキーであります。
ちなみに歴代ジャック・ライアンは、アレック・ボールドウィン「レッド・オクトーバーを追え!(1990)」、ハリソン・フォード「パトリオット・ゲーム(1992)」、「今そこにある危機 (1994)」、ベン・アフレック「トータル・フィアーズ (2002)」、クリス・パイン 「エージェント:ライアン(2014)」という面々。
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余談ですがジョンの嫁は女優のエミリー・ブラントで美人ですし、彼自身も才能豊か。今年全米で公開されたサスペンスホラー『A Quiet Place(原題)』では、監督・脚本・製作総指揮を手掛ける大車輪ぶり(おまけに夫婦で出演。日本公開2018年9月28日)。
推挙する理由は他にもあります。これまで映画として制作・公開されてきた同シリーズですが、今回は初のドラマ化。そのタイトルは「Tom Clancy’s Jack Ryan(Amazonプライムビデオ)」で、なんと車両はBMWが全面タイアップ。映画じゃなくドラマなので、シーズンごとに旬なモデルが使えます。もちろんMなんかも。
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主役のジャック・ライアンはCIAの分析官。毎度その鋭さからピコン! とフラグを立て自ら渦中に巻き込まれてゆく・・・という超絶ドMなキャラクター。まさに【M TOWN】のアイコンに相応しいのです。
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この街にはムチやロウソクで武装した女王様、マジシャンのような手際で縛り上げる緊縛師は見た目上いません(住人のS癖までは見抜けないので)。しかし、ノーマルな日常では満足できないドMなクルマ好きが集うことだけは間違いないでしょう。
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締めに最新情報まとめです。
「BMW X2 M35i」は最高出力225kW(306hp)の最強2リッター直列4気筒ターボを搭載した注目モデルです。日本上陸は来年かな?
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お次はMではありませんが、新たなツボを開拓したい方にPHEVの「BMW X5 xDrive45e iPerformance」はいかがでしょう。最高出力210 kW(286hp)の3リッター直列6気筒ターボエンジンと82kW(112hp)のモーターで最大システム出力290 kW(394 hp)&600 Nmを発生。最高速度は235 km / hで十分な速さを見せます。
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一方、日本では高いスポーツ走行性能と実用性を兼ね備えたM Performanceモデルである「BMW X4 M40i(977万円)」が販売開始に。先代より55mm伸ばされたホイールベース、
最高出力360ps(265kW)/5500rpm&最大トルク500Nm/1520-4800rpmを発生する新型3リッター直列6気筒ターボエンジンを搭載。まさに住民登録に相応しい内容となっております。
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「S? それともM?」なんて、会話も合コンでは日常茶飯事。もちろんBMWの場合は「スタンダード or M」と置き換えられるわけですが、Mモデルの官能的なエキゾーストノートはある種の言葉責め。アナタもドM人間になって、歓びを享受してみませんか?
Text:Seiichi Norishige
BMW
0120-269-437(BMWカスタマー・インタラクション・センター)
■BMW starring in Tom Clancy's Jack Ryan