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WOMAN 媚薬ジャズの聴かせ方

「SNSに踊りつかれました」そばがら枕さん(30)のお悩みとは?

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JAZZという、男と女の歌を扱うのですから、酸いも甘いも人より多めに気絶してまいりました。この連載では、皆様からいただいた恋愛相談に対して、JAZZシンガー目線のアドバイスと共に、ちょっと元気が出るナンバーをご紹介してまいります。

他人に振り回されず、自分を見失わないためには

朝夕はすっかり秋めいて参りましたね。夏のお疲れは出ていらっしゃいませんか。
ご機嫌よう、謎のJAZZシンガー「ぺぺ」ことRIKAPEPEです。

JAZZというのは、男女にまつわる恋愛のストーリーがほとんど。男と女の歌を扱うのですから、酸いも甘いも人より多めに気絶して参りました。この連載では、ぺぺが毎回読者の皆様からいただいた恋愛相談に対して、JAZZシンガー目線のユルっとした恋愛アドバイスと共に、ちょっと元気が出るJAZZナンバーをご紹介してまいります。
さて、今回のイケナイ読者からの24回目のご相談は「SNSで活躍する同期を横目に、劣等感感じます」という30歳の男性からからのお悩みにお答えします。ダンナ!さっそくお便り拝見いたしましょう。

【お悩み】
ぺぺさん、はじめまして。
YouTubeの動画で赤峰さんとのかけ合い、いつも楽しく拝見しております。
僕の悩みも聞いていただきたく!! ご相談させてください!
現在、映像関係の仕事をしてますが、フリーランスではなかなか食べていけません。
自分が会社の代表を務めていますので、会社員のような固定の休みもありませんし、彼女もいません(苦笑)
ですが、周りからは自分がすごく華やかな世界にいるように思われてしまい、実は毎日すごく必死に生きているのに、嫉妬さえされてしまいます。誰か僕の大変さを分かってくれる人はいないのかな。逆にいえば、そんな自分に劣等感を感じてしまうのが、今の悩みです。
(そばがら枕 映像関係 /30歳)

ダンナ! 今回も悩めるアラサー男性からのお悩みが舞い込んでまいりました。

そばがら枕さん、お便りいただきましてありがとうございます。いきなりペンネームが昭和な感じ(気絶)! ついほっこりしちゃいましたが…ご相談内容はモダンなムードがプンプン。ニ・オ・イます!

さて、ご相談事についてですが、過剰に装飾されたSNSでの世界で迷子になってしまったようですね。SNSの中でアピールしてる人ほど、水面下では必死にもがいているのが世の常です。そこに惑わされて、自分自身を見失ってしまってはダメですよ。5年前、そばがら枕さんはどんな気持ちで映像業界に飛び込まれましたか? その時から続けてきたこと、今もきちんと続けてこれていますか?

まずは、気持ちのこと。


@getty images


自分のやりたいことで生きるのは、「覚悟」を伴います。それは当たり前のことなんです。ですから、誰に何を言われようと・どう思われても腹をくくって気にしないこと。小言をいいたいときもあるでしょう。でも、「覚悟」を決めてやり続けていれば大丈夫です。その時に忘れてならないのは、自分自身への約束を一つ一つ守っていくことです。まずは自分を裏切らない、そして大事な人を裏切らない。そういう小さな積み重ねが、やがて自信につながると思います。

あとは、お金のこと。


@getty images


「目先の成功より~」といいますが、貧しい時代の苦労は お金で買えない貴重な体験です。その時、どんなに辛くても楽なほうへは逃げないこと。先代もそうやってやってこられたのです。小さなお金と謙虚な気持ちで、宝探しを続けましょう。今の状況が辛いと思っている人、まずは、自分から愛を与えましょう。それは、お金も愛も同じです。そうすれば、おのずと人からもお金からも、愛されるものです。

【お答え】
SNSを一時的にやめてみましょう。ひとりっきりになって、自問自答する時間が必要です。
おすすめは、銭湯で物思いにふける(笑)英気を養い、また走るのです。
孤独を伴う作業ですが、強い気持ちを持って生きましょう。


追伸: SNSに踊り疲れてしまったら、YouTube番組『赤峰幸生のファッション松下村塾』をご視聴ください。めだか荘でお会いしましょう。

さて、今回ご紹介するナンバーは、
『When you wish upon a star (星に願いを)』です。

ディズニー映画『ピノキオ』のテーマソングでもありますね。星(スター)は、見る人を慰めて、何も見返りを求めない存在。それは、夜空に輝く孤独なもの。損得を度外視した、深さを持つ輝きなのです。都会で暮らす人たちは、郊外へ出て空を眺める時間も必要ですよ。たまにはおおきな空から、自分を客観的に見下ろすのです。今回のお悩みを機に、そばがら枕さんも銭湯デビューしていただきまして、帰り道に「星に願いを」を口ずさんでください。では、次のナンバーでお会いしましょう。艶ュー。

■おすすめのJAZZソング

 
若かりしき頃のキース・ジャレット。繊細なピアノに心通わせましょう。
 
ニッキ・ヤノフスキーが歌っていたこの曲も、若き熱い想いが星まで届きそう。

【和訳】
星に願いをかけるなら、あなたが何者であろうと願いは叶うだろう。一生懸命夢みているなら、どんな願いでも叶うはず。夢見る人がそうするように。運命は優しく、「誰かを愛する人の願い」を叶えるもの。密かに望む甘い願いを。いつか「運命」はあなたに訪れる。予期せぬ稲妻のように。星に願いをかけるなら、あなたの夢は叶うだろう。

Photo:Yoshihiro Kamiya,Getty Images
Text:RIKAPEPE
Illustration:Eri Sakai Edit:栗EP



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