FASHION ― 誰がアパレルを殺すのか

「スーツはいろいろ難しい」という男性に、老舗が出した最適解とは?

2018.8.1 2018.8.1
2018.8.1

ビジネススーツは『購入』から『月額利用』へ――というブランドスローガンをひっさげて老舗アパレルメーカーのレナウンから登場したのが、ビジネスウェアのレンタルサービス『着ルダケ』。「月額制ビジネスウェアトータルサポートサービス」というだけあって、月額9,800円(税別)でスーツ3着、シャツ10枚、ネクタイ5本をまとめて利用でき、コンシェルジュのコーディネートアドバイスまで受けることができます。

今年10月から利用スタートの秋冬シーズンの申し込みが始まっていますが、いよいよ本格稼働する『着ルダケ』のポイントをレナウン カスタマーリレーション&コーポレートコミュニケーション統括部 統括部長 中川智博氏に伺いました。

7月10日に開催された『着ルダケ』発表会に登壇したコラムニストの片野“アニキ”英児と、レナウンの中川智博氏、中村賢也氏(写真提供)
仕事着としてスーツを着なくてはならないあなたへ

ネットで「洋服レンタルサービス」を検索すると、女性服やアクセサリーなどを月額でレンタルできるサイトが山のように出てきます。こういうサービスを誰がどう使うのかと思っていたときになるほどと感心したのは、地方テレビ局の女子アナが利用していた例で、彼女は出演番組のたびに服を買うことができず、地方ゆえ売っている店も限られるので、レンタルサービスを活用して流行をほどよく取り入れた服を借りて出演していると言います。

男性向けのレンタルサービスは少ないですが、自宅のクローゼットを見ると、昔のスーツは捨てられず、でもカタチが古いので着ることもできない…。新しいスーツを買うとそればかり着て、なかなか取捨選択や循環も難しい。そうしているうちにどんどん服が溜まっていく……。

「シビアな話ですが、ビジネススタイルのカジュアル化やクールビズの浸透、人口減少も含めてスーツ離れが起きていています。女性の洋服レンタルは、毎月新しい服が届いてファッションを楽しむことが主ですが、レナウンが開発した月額制ビジネスウェアトータルサポートサービス『着ルダケ』は、スーツを着て仕事をする人の“課題解決型”サービスです」と中川氏。

たとえば、スーツの着こなしがわからない、忙しくてスーツを買いに行く時間がない、一式買うと高い、30代になって安っぽいスーツはまずい、家庭を持って子どもにお金がかかるなど、「仕事着としてスーツを着なくてはならない」層の悩みにぴったりとフィットすると言います。

中川智博氏は、「着ルダケは低価格スーツ事業ではなく、レンタルによる課題解決型ビジネス」という
レナウン『着ルダケ』サービスのユニークな仕組み

さらに中川氏は、「単身赴任の間は、最小限のアイテムを上手く着回したいという人や、勝負スーツは持っているがデイリーユースのスーツが欲しい、着ていて間違いないというスーツスタイルを探していたというビジネスマンにも好評です」とも。実際に『着ルダケ』を利用して、“毎日良いスーツを着ていますね”と同僚や取引先から好評だったり、“メールサービスで届いたウィークリーコーディネートガイドを参考にして着こなしている”という声も届いているそうです。

構想段階から約1年で立ち上がった『着ルダケ』は、世界にもまだ例のない紳士ビジネス向けレンタルソリューションで、このサービス専用に企画・開発、生産されたオリジナルブランド『RENOWN_INSTINKT(レナウンインスティンクト)』のスーツが春夏と秋冬のシーズンごとに提供され、シーズンが終わるとクリーニングや保管まで一括して行ってくれます。

最も価格の安いプランは月額4,800円(税別)でスーツ2着、最高額の月額9,800円(税別)でスーツ3着、シャツ10枚、ネクタイ5本が一つのパッケージになり、今申し込むと、秋冬シーズン用に用意されたスーツ5種類・16サイズから自分の好みの色柄とサイズをチョイスでき、シャツはサイズのみ選択、ネクタイは指定のものが10月に送られてきます。それを来年4月まで着用し、春夏品と交換で返却するとクリーニングを行いレナウンが保管。来年10月になると再びそのワンセットが送られてくるので、「他人が着たものではなく、自分が着ていたもの」を着用できます。シーズンオフに自宅で保管しなくていいし、2年ごとに新品商品と交換するのも気分がいい!

「これだけで一週間大丈夫」と太鼓判を押すのがエンタープライズ プランの「スーツ+シャツ&ネクタイセット」。スーツ5種類、無地・ストライプ・チェックの柄×ネイビー2・ブラック2・グレー1から3種類をチョイスできます
モノは「所有から利用へ」という意識の社会的浸透

「今の消費者の意識は、所有することから利用へとシフトしていて、モノの利用権を借りて利用した期間に応じて料金を支払うビジネスモデル“サブスクリプション型”にも抵抗がなくなってきています。シェアリングは人と共有・交換して利用する仕組みですが、『着ルダケ』のサービスは、自分用の仕事着をレンタルして2年間・2シーズン着用するもの。スーツ3着、シャツ10枚、ネクタイ5本あればウィークデーの2週間分、まったく違うコーディネートが楽しめます。なにより“他人が着た服ではなく自分専用”なので、スーツスタイルに愛着も湧いてくるのでは」と中川氏。

スーツは日本人の体型に合ったスーツ作りのノウハウを熟知したレナウンが作成し、コストパフォーマンスが高い生産体制を背景にしてこの価格設定とパッケージが可能になったと言います。「スーツ離れは確かに起きていますが、このサービスを通じてスーツスタイルの良さを再認識していただき、スーツを着用して仕事をする人たちのマーケットを広げる意識で取り組んでいます。そのための新しいビジネスモデルの創出です」と意気込みます。

ブランド名は『RENOWN_INSTINKT(レナウンインスティンクト)』。インスティンクトは「直感」という意味があり、ドイツ語表記によるロゴのインパクトと、音の響きの良さで採用したそう
2年間つきあう仕事の相棒としては現在最強か!?

このレンタルサービスは、仕事でスーツを着ているビジネスマンにとって、「日々スーツの着こなしに悩む時間や労力から解放されることで、仕事への取り組みはもちろん、自分磨き、趣味、家族と過ごす時間などに有効に使ってほしい」と中川氏。

トレンドがほどよく香り、サイズがきちんと合っていて、着こなしもまとまりがあれば、ビジネスの場でも見られ方が変わるはず。また、レンタルサービスを利用することで、「もうちょっと上のクラスのスーツを着てみたい」というファッションに対する意識を高めてもらえればうれしいと言います。

働き盛りの30~40代や、単身赴任のビジネスマンにとって“体型の変化”は悩みのタネの一つ。今年の秋に届いて半年着たスーツが、来年の秋にクリーニングされて再び届いたとき、ウエストがきつい! となると健康への意識も自然と高まるはず。スーツを着ることの効用は意外と多いのです。

『着ルダケ』のレンタルサービスは、春夏・秋冬の6ヵ月でワンサイクル、基本2年間がワンクール。つまり同じものを2シーズン着るシステム

ビジネスウェア月額定額制トータルサポートサービス「着ルダケ」
スタートアップ プラン

基本セット 月額4,800円(+税)
+シャツセット 月額6,400円(+税)
+シャツ&ネクタイセット 月額6,800円(+税)
エンタープライズ プラン
基本セット 月額5,800円(+税)
+シャツセット 月額9,200円(+税)
+シャツ&ネクタイセット 月額9,800円(+税)
申し込み期間(2018年秋冬分)
・10月開始分(9月15日までの申し込み)
・11月開始分(10月15日までの申し込み)
・12月開始分(11月15日までの申し込み)
※11月16日以降は秋冬シーズンの申し込みを終了し、翌年1月から春夏のシーズンの申し込みを受け付け予定

着ルダケ
https://kirudake.e-shop.renown.com/


Photo:Shimpei Suzuki
Writer:Makoto Kajii

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