【惜しいよオトコその7】雨の日に突如発生。「カーサ・ヨコモチーノ」氏
日本全国1000万人のFORZARのみなさま、こんばんは。毎月第2&第4の月曜夜のお楽しみ連載、平松昭子の「ココが惜しいよ、40オトコ」でございます。
こちらでは毎回、街中で気になった男性の生態やファッションを、ワタクシ的視点でツッコミ。こうなったら素敵〜! という願望想像妄想イラストとともにご紹介しています。で・す・が、あくまで、ワタクシ&担当編集タッチーの、独断と好みによるものなので、世の若い女のコの趣味嗜好とはかけ離れている場合もございます。そのあたり、あたたか〜い目でお見守りくださいませ。
早くも7回目となりました今回、ご紹介するのはこちらの男性。名付けて、カーサ・ヨコモチーノ氏。
傘の真ん中を掴んで、鞄のハンドルと一緒に、地面と水平にして持って歩いている人。数はそこまで多くありませんが、雨の日など1日1回はお見かけします。しかも、パリッとスーツを着こなし、高そうなブリーフケースをお持ちの、できる感じのビジネスマンに多い気がします……(遠い目)。確かにご本人にとっては、一番傘が邪魔にならない持ち方かもしれません。でも、小さい子が近くにいたら、ちょうど目に当たりそうな位置なので、と~っても危ないです。(←激しく同意! by 8歳&4歳の子持ちママ編集)
大人たちは当たらないように距離を取るので、彼の周りだけ時々透明のバリアができていることも。お気づきになられていないのでしょうか? それともむしろ、周囲に人を寄せ付けない為の、オリジナルの防護策!?
また、横持ちよりもはるかに多く見かける"危ない傘の持ち方"は、腰のあたりでサムライ持ち(斜めに傘を持っている)をしている男性。そして、少し郊外に行ったあたりで見かけるのが、傘を大きく振りながら、気持ち良さそうに駅の階段をガニ股で降りてくるおじさん。どちらも見るからに危険! 近寄らなければいいのですが、混雑した駅などでそれをやられると、傘が凶器にしか見えません。
そんな私も以前、母と出かけた時「昭子さん、さっき傘が後ろの人に当たりそうになっていたわよ」と注意されたことがありました。その日は、とても疲れていて心がすさんでおり、自分のことしか考えられなくて最低でした。身内は真実をハッキリと教えてくれるので、一度、危険かどうかチェックしてもらうのもいいと思います。
傘の持ち方が素敵な男性といえば、スパイ映画『キングスマン』のコリン・ファースです。戦いのシーンも華麗で気絶ですが、何気ない日常の歩道を歩くシーンでは、傘の4分の3位のところしっかり握って足に添えるように歩いておられました。
これこそ、気絶級の傘の持ち方だと思います♡
平松昭子 Akiko Hiramatsu
イラストレーター/ブロガー 雑誌やWEBサイトをメインに、ファニーでエレガントなイラストやエッセイを執筆する。一方そのファッションセンスが注目され、女性誌のファッションスナップページなどに多数登場。着物を愛好し、Masshivanのメンバーとしてアート活動にも力を入れている。著書に『平松昭子の着物事件簿』(宝島社)『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社)『平松昭子のファッションホリック道』(KKベストセラーズ)などがある。かつて原宿のアンティークショップでバイトをしていたこともあり、FORZA STYLEでは「アニ散歩」に大注目。いまの夢は「カウンターでアニキと飲むこと!」前回の連載で理想像として描いた「アニキ」の姿に、アニキ自身大感激☆ 編集部一同、平松さんのアニキへの深い愛を再確認しました(笑)。オシャレでキュートなイラスト満載のHPはこちら!http://akikohiramatsu.com
Illustrations: Akiko Hiramatsu
Edit : Yukari Tachihara