時代に流されず決してブレない、常にそこにある安心
第54回は、ドレイクスのタイです。
各2万円(税抜)/ドレイクス(ドレイクス 銀座店)
老舗揃いの英国にあっては、新進ともいえる1977年創業のドレイクス。元々アクアスキュータムでアクセサリーコレクションを担当していた、デザイナーのマイケル・ドレイクが立ち上げたブランドです。スカーフから始まりハンドメイドのタイで高い評価を得て、現在はクリエイティブ・ディレクターのマイケル・ヒルのもと、トータルブランドへと成長しています。
同ブランドが誇りとするのは独自のデザイン感覚と高品質なものづくり。英国スタイルをベースに様々な要素を取り入れて、クラシックかつモダンなデザインでありながら、職人技のこだわりが感じられます。その姿勢は高級ブランドが集結するロンドンのニューボンドストリートと、英国の職人技が息づくサヴィルロウ、その間をつなぐクリフォードストリートに旗艦店を構えている辺りにも表れています。
自社ファクトリーで生産される新作タイは、シルク100%の生地を採用したストライプ。ハンドロール仕上げによる柔らかな雰囲気は、ビジネスにはもちろんカジュアルにもマッチします。
すべてロンドンの自社ファクトリーで、ハンドメイドにて生産されるタイ。こちらは、ブランドのアイコンとなる50オンスの厚手シルク100%生地を採用したタイ。艶感に加え、シワになりにくいハリのある生地は、ディンプルも立体的で美しくまとまります。
各2万2000円(税抜)/ドレイクス(ドレイクス 銀座店)
表現力の高いプリント技術も、ドレイクスの醍醐味。バンダナに描かれるペイズリー柄は、驚くほど緻密で繊細です。
各1万4000円(税抜)/ドレイクス(渡辺産業プレスルーム)
折しも、昨今は英国クラシックがトレンドを牽引しています。もはや長期定着の様相を見せる中にあって、ドレイクスは益々注目すべき存在と言えるでしょう。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
ドレイクス 銀座店 03-6263-9955 www.drakes.com
渡辺産業プレスルーム 03-5466-3446 www.british-made.jp