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【祝・設立70年】ポルシェがリリースした2つの重大ニュースとは?

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究極のライフスタイルカー、ポルシェ911スピードスター

1948年6月8日に自動車メーカーとしてのライセンスを受け誕生したポルシェが、設立70周年の節目となるメモリアルデーに2つの発表を行いました。

ひとつは同社初のEVとなるミッションE(プロトタイプ)のプロダクト版の正式車名を「Taycan(タイカン)」と発表したこと。この車名はポルシェクレスト(エンブレム)にある跳ね馬からヒントを得たようで、意味合いは❝生命感に満ちた若い馬=タイカン❞という構図です。

ポルシェの本拠地があるシュツットガルトは、意味的に❝馬の園❞という側面があります。歴史的に馬産地であったことから命名された町の名前であり、後付かも知れませんがスポーツカーメーカーにふさわしい地名です。

タイカンの発表は同社のInstagramでも大反響を呼びました。公開2日目に21万件を超える「いいね!」と2300件を超えるコメントが寄せられています。TLでどんどん流されてしまうメディアであることを考えれば、いかに関心が高いかご理解いただけるはず。

画像で見るとパッとしない印象のミッションEでしたが、実物はかなりイケてるクルマです。正直いって気絶級のカッコよさ。メーカーが公開するオフィシャル画像は機密保持や時間的制約からかなり加工されているのが常であり、SNOWで盛ったつもりが逆効果? な現実となんら変わりはないのです。

2つ目の発表は現行型911(991)の派生モデル「911 Speedster Concept」の発表です。歴史的にスピードスターの起源は356のスペシャルモデルであり、プロダクトでいえば1988年の930型で初登場。以来、ポルシェパラノイア垂涎のモデルとなっています。

で、スピードスターは単なるオープンカーではなく、既存のモデルよりさらに傾斜した角度で面積も狭いナローなフロントガラスが特徴です。リア周りもスッキリとセクシーなデザインとなります。

通常、フロントガラスをより浅い角度で寝かせるにはかなりのボディ強度が必要になりますので、基本骨格が強靭なモデルでなければ作れないクルマなのです。ちなみに、このコンセプトモデルは911カブリオレがそのベース。こちらはラインナップにターボもあるので十分なポテンシャルがあります。

現状で発売日や仕様などの正式発表はありませんが、実際のプロダクトは911GT3のシャシーとエンジン(500hpオーバーの4リッターフラット6)でストイックな仕上げとなる予定です。過去の例に学べばスピードスターは限定モデルとなりますので、お早めに正規ディーラーへ探りを入れておきましょう。

今回の発表とは別件となりますが、2019年第4四半期にはクーペボディのカイエンも投入されます。そして次世代911も公開が迫っているはず。何かと目が離せない悩ましい選択に迫られるポルシェなのです。

Text:Seiichi Norishige

ポルシェ ジャパン
0120-846-911(ポルシェ カスタマーケアセンター)

■The 911 Speedster Concept. Celebrating 70 years of Porsche sports cars.



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