FASHION ― COLUMN

百貨店カリスマバイヤーが教える、
スーツを新調しなくても服装を「格上げ」するワザとは?

2018.6.9 2018.6.9
2018.6.9

「ざんねんな人」に共通するポイントは? 

「服装で損をしている」というのはよく聞く話。松屋銀座の紳士服シニアバイヤーの宮崎俊一さんは、販売の現場でそうした人を何人も見てきたと話す。

「“仕事は役員クラスだよね”と言われている方でも、服装を見ると課長以下。実際によくあることです。一流企業の幹部なのに、よくこんな服装で、という方も多いです。 一方、部長になった途端に高い腕時計をつけたり、高級万年筆を使いはじめたりする人が多いのも事実。高級万年筆を胸ポケットに入れる前に、スーツを買い直してください。

ベーシックなグレー、またはネイビーのスーツでいいので、ヨレヨレのスーツを一新しましょう。 今は取引先が外資系というのが当たり前の時代。外資系では確実に服装をチェックされます。 会った瞬間に即戦力に見える装いであることが大切なのです」

着こなしの手本にしたいフランク・シナトラのレコード『September of my years』がディスプレイされている松屋銀座本店5階紳士服売り場にある『アトリエメイド』。

 

スーツを新調できなくても、小物使いで差をつける

「スーツを新調できない、という場合は、小物をグレードアップさせると効果的です。同じポプリン(ブロード)生地のワイシャツでも、袖口をダブルカフスにして、必ずカフリンクスをつける、あるいはクレリックシャツにすると差がつきます。

そこまでするのは……と抵抗を感じる方には、ラウンドカラーのワイシャツがおすすめです。それだけで、確実に格上げされるので、ぜひ試してみてください」

「アトリエメイド」には、宮崎さんが買い付けてきたアンティークのカフリンクスが揃う。シンプルでさりげなく主張できるデザイン。これ見よがしにならないのがポイントだ。
ワイシャツをラウンドカラ―のものに替えてみるのもおすすめ。ちょっとしたことだが、印象がガラリと変わる。

 

自己主張しないけれど目を惹くヴィンテージウォッチ

「私はこれまで300本以上の謝罪会見を見て、お詫びの服装を研究してきました。その中で特に気になったのが腕時計です。 これ見よがしなデザインの高級腕時計をされる方は、それにふさわしい場か、服装に合っているのかをよく考えてください。ビジネスシーンにおいて、特に謝罪する場面で、目立つ腕時計は完全にNGです。あなたの誠意を伝えたい場合、服装が相手の印象に残ってしまったら“負け”になります。シンプルなデザインのものを選んでください。

腕時計選びは、さりげないデザインのものを。とは言っても、こだわりは捨てたくないという方には、50年代のヴィンテージウォッチがおすすめです。当時のものは品質も良く、デザイン性にも優れている、格上げアイテムといえるでしょう」

宮崎さんがつけているのは50年代のジャガー・ルクルトのアンティーク。さりげなく品のあるヴィンテージウォッチが、あなたを格上げしてくれる。
宮崎さんの審美眼によってバイイングされたヴィンテージウォッチも販売。手頃な価格のものも。

 

“右肩上がり”でゲン担ぎ。こだわりのネクタイ

「正面から見て右から下に流れる英国式スタイルのレジメンタルタイが主流ですが、『アトリエメイド』では、あえてアメリカ式のレジメンタルを揃えています。 その理由は、ネクタイをしている自分からは右肩上がりに見える、つまり仕事が右肩上がりになるようにという“ゲン担ぎ”のため。この“ゲン担ぎ”、お客様にも好評です」

自分からは右肩上がりに見えるレジメンタルタイは『アトリエメイド』のオリジナル。

photos:Mitsutoshi WATANABE

宮崎俊一 みやざき・しゅんいち

1965年北海道生まれ。1989年株式会社松屋入社。96年より紳士服バイヤーとして活躍。独学でイタリア語を習得して生地の買い付けに出向き、国内の仕立て職人とともに作る「丸縫い既製スーツ」が人気を集め、イタリア製スーツを凌駕するその品質の高さはアパレル業界を驚愕させた。現在はIFIビジネス・スクール、青山学院大学、首都大学東京、東京経済大学、横浜市立大学においてファッションビジネスのカリキュラムで講師を務める。企業トップのスタイリング、ファッションセミナーなど幅広く活動している。著書に『成功する男のファッションの秘訣60』『成功している男の服選びの秘訣40』『ビジネススーツを格上げする60のルール』(講談社)がある。

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