ブームやトレンドを超越した、大人スニーカーの決定版です
第46回は、ニューバランスの576です。
2万6000円(税抜)/ニューバランス
昨今スニーカートレンドが継続しているとあって、新デザインや新ブランドの登場が相次いでいます。10年前には無名だったブランドも、今では新定番としての地位を確立したという例も少なくありません。そんな中にあっても、大人のスニーカーにおける押しも押されもせぬ不動の存在として、長きにわたって別格級の貫禄を見せるのが、ニューバランスです。
もはやトレンドとは別次元な安定感を見せる同ブランド。定番モデルは枚挙にいとまがありませんが、今回は2018年で登場から30周年を迎えた576にスポットを当てたいと思います。
初代登場は、ソウルオリンピックが開催された1988年。日本はバブルの絶頂ですね。576の特徴は、オフロードを走ることを想定した、ゴツゴツとしたソール。もうひとつは、アッパーのスエードやスムースレザー使い。これは、アメリカの大手スポーツチェーン店であるフットロッカーの別注によって、誕生・定着したことが知られています。
当時、ストリートスニーカーとして愛用していた人も、今では立派なオジサン。それでも576は、違和感なく馴染んでくれます。こんな全世代対応スニーカーなんて、他にあります?
3万4000円(税抜)/ニューバランス
1300に思い入れのある方も多いでしょうが、1000番台においては事実上のプレステージモデルとなるのがこの1700です。1999年に登場した同モデルは、USAやUKと多くのバリエーションが存在しますが、定番として挙げるならやっぱりこのUSA製オリジナルカラーですよね。
2万8000円(税抜)/ニューバランス
1982年当時としては高額な、100ドルという価格も話題を呼んだ990。現在バージョン4まで登場し、同ブランドの中でも格別な進化を見せています。履き心地において900番台には特に高い評価が集中していますが、990はそのフラッグシップモデルと言えるでしょう。写真はV2。初代から履き心地は進化しながらもクラシックな雰囲気が残っている一足です。
30周年を迎えた576は、その後様々なコラボが登場しています。しかし、その基本デザインは長年ブレることはありません。もはや定番というより、王道って感じですよね。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Masafumi Yasuoka
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