FASHION ― エディター ヤナカの「こじラグ」

高額パンツに躊躇するヤナカが それでも惚れたロータの魅力とは?

2018.5.12 2018.5.12
2018.5.12
自分が本当にイイと思う、一流品を買い集めていたら、無類の服好きが集まっているはずの編集部内でも「買い方がおかしい」「こじらせてる」と。自分じゃ、至極普通だと思っていたのに…。ホントにこじらせてるのか確認すべく、自分が買ってきた愛しい服達を紹介していく企画「こじラグ(※こじらせラグジュアリー)」を始動させます。これがお買い物の参考になるかは分かりませんが…、世の買い物ジャンキーたちを安堵させられたら本望なのです(笑)。

遂に あの高額パンツに挑戦してみたものの…

さて、92回めは「ROTA(ロータ)」のスラックス。クリエイティブそうに見えて 実はかなりブルーカラーな業務が多い編集者というお仕事。何度も書いてますが 膝ついたり、ずっと座りっぱなしが多いので 高いパンツはコストパフォーマスがとにかく悪いんです。なのに、高額なロータって…。

これには理由がありまして。メンズファッションを語る上でハズすことができないイタリア・フィレンツェの名店「タイ・ユア・タイ(TIE YOUR TIE」、90年代後半辺りは その創始者であるフランコ・ミヌッチさんの着こなしや、タイ・ユア・タイの品揃えがつねに気になっていました。でも、まだまだ若輩者だった自分には手が出しづらく、もう少し齢を重ねてからのチャレンジだなっと思ってたんです。

で、気がつけば自分も40オーバー。そろそろオトナな服にも手を出していくべきだなと感じて、まずはタイ・ユア・タイが買い付けていたブランドをチェックし始めました。それが以前に紹介してきたチェザーレ アットリーニのスーツや、スヴェーヴォ(SVEVO)のニットなどなど。キートン(KITON)のスーツや、タイ・ユア・タイのセッテピエゲのタイは、流石にまだ早い気がして手を出していませんが、もうひとつ保留にしていたのが、そう今回のロータです。

前述した通り、やっぱり仕事柄 高額なパンツを穿くのは気がひける。それが良い生地のスラックスとなれば、なおさら。あっという間に膝は出ちゃうし、地味に座り仕事が多いのでお尻もテカっちゃうでしょう。二の足どころか一の足すら踏めなかったんです。

そんなボンヤリしてるうちにロータは、高額過ぎるが故に、一時期いろいろなセレクトショップから姿を消し始めて若干焦っていたんです。ところが、ここ最近 再度扱うショップが増えてきた。こりゃ今のうちに試しておかないと、また消えてしまうかもしれないし、イタリア・パルマの自社工場で生産するというロータ最大の魅力のひとつもなくなってしまうかも…と、腹を決めて店頭へ。

1本目ということで、グレーと悩んだんですが、このネイビーの美しさに惹かれて、完全にトリコじかけ(笑)。しかも、ウールに10%カシミアが混紡されているんで、肌触りも柔らか過ぎて 気絶っ! 今回も見事 清水ダイブと相成りました。

ただやっぱり、なかなか下ろしどきが見つからず、いまだ裾上げもしていないママ…。そんなうちに季節は春を越え、初夏の陽射しすら感じられるポカポカ陽気に……。こりゃ、穿くのは だいぶ先になりそうです。。。

Photo:Riki Kashiwabara
Text:Ryutaro Yanaka

Author profile

谷中 龍太郎
谷中 龍太郎
Yanaka Ryutaro

FORZA STYLE シニアエディター

さまざまな雑誌での編集、webマガジン『HOUYHNHNM』編集長を経て、『FORZA STYLE』にシニアエディターとして参画。現在までにファッションを中心に雑誌、広告、カタログなどを数多く手掛け、2012年にはニューバランス初となるブランドブックも編纂。1976年生まれ。

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