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媚薬ジャズの聴かせ方

男は女の財布なの? RIKAPEPE流本当の愛を探すコツ

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JAZZという、男と女の歌を扱うのですから、酸いも甘いも人より多めに気絶してまいりました。この連載では、皆様からいただいた恋愛相談に対して、JAZZシンガー目線のアドバイスと共に、ちょっと元気が出るナンバーをご紹介してまいります。

自分の成功にしか興味のない女性に飽きてしまいました

桜満開! 恋のお悩みも満開です。うららかな春の訪れとなりました。ダンナはいかがお過ごしでしょうか。

御機嫌よう、恋愛中毒JAZZシンガー「ぺぺ」ことRIKAPEPEです。


JAZZというのは、男女にまつわる恋愛のストーリーがほとんど。男と女の歌を扱うのですから、酸いも甘いも人より多めに気絶して参りました。この連載では、ぺぺが毎回読者の皆様からいただいた恋愛相談に対して、JAZZシンガー目線のユルっとした恋愛アドバイスと共に、ちょっと元気が出るJAZZナンバーをご紹介してまいります。

さて、今回のイケナイ読者からの19回目のご相談は、「自分の成功だけに寄ってくる女性が多すぎて気絶します」という35歳の男性からからのお悩みにお答えします。ダンナ! さっそくお便り拝見いたしましょう。

【お悩み】
はじめまして、ぺぺ様。いつも癒しの媚薬ジャズタイム、ありがとうございます。
僕の最近の悩みは、そろそろ結婚を前提に誰かと真剣にお付き合いしたいのですが、結婚したいと思える女性に出逢えないことです。というのは、あまりにも自分の成功だけに寄ってくる女性が多すぎて気絶! 僕は25歳でベンチャー会社を立ち上げ、今年で10年目になります。
その頃にお付き合いしていた彼女とは結婚も考えていましたが、遠距離になってしまい別れました。それ以来、仕事ばかりしていてこんな歳になってしまいました。今後、結婚したいと思える女性に出逢えるのか不安です。どうやって出逢えばいいですか?
(モンゴルナイフさん 35歳 / 自営業)

モンゴルナイフさん、お便りありがとうございますね。ペンネームがイケてますね。色んな想像が掻き立てられます。さて、今回のご相談内容を拝見しまして、ぺぺなりにあれこれ考えたことをお伝えいたします。男女平等が叫ばれる昨今であっても、生命体として変わることのないのが男と女という生き物。

女性の社会進出により、仕事の面では男女平等を主張しながらも、結婚となると愛で測るのではなく、年収が多い相手を選ぼうとするあざとい女達。中途半端な男女平等意識が、アラサー・アラフォー男女の婚姻の障壁になっているのでは?というのがぺぺの見解です。

「私、いい女なのに。いい男がいない……」

という発言をする人ほど、他人の成功に吸い寄せられ、「自分にとって都合のいい男」を探しているように見受けられます。なぜなら、幼きころからプリンセス神話で育った女性達は、王子を待ち続ける素質が遺伝子レベルであるからです。見かけの職業や地位、学歴、収入などに簡単に惑わされてしまうのです。

そういう人ほど、最低年収は500万以上じゃないと無理!と平気な顔で言うので気絶しますね。本当に大事な人は、外国車で都合よくやって来る王子様ではなくて、日々苦楽を共にするパートナーだということを、彼女達に気付いて貰える事をお祈り申し上げます。

そして、もう一つ申し上げたいのは、「男と女というのは、利害関係が立ち入った瞬間に愛が冷めてしまうこと」です。ぺぺの統計によれば、男性が本当に求めている女性像というのは、「仕事を忘れさせてくれる女性」。仕事というのは、男性にとってそれほど重みのあるものですからね。重荷から少しだけ解放され、心から安らげる居場所が必要なんですよ。ですから、次にお付き合いされるのであれば、仕事抜きで会える女性をお勧めいたしますよ。

【お答え】

「仕事を忘れさせてくれる女性」がいいですよ。
同業や異業種交流会での出逢いではなくて、
趣味などを通して、オフを一緒に楽しめる女性を探しましょう。

いかがでしたでしょうか。

本当に成熟した女は、「いい男がいない」なんて云いませんし、見せかけに惑わされません。自分の身体でコツコツと稼いでいる男や、華やかではないが一途で真面目に働いている男、純粋無垢なダンナに魅かれるものですよ。足りないところを、私が埋めてやろうと思うのです。男の純粋さだけを愛おしく感じられる女こそ、成熟した女。そんな素敵な女性を見つけてくださいませね。モンゴルナイフさんも今回のご相談を機に、さらに豊かな人生を繰り広げて下さい。

■おすすめのJAZZソング

さて、今回ご紹介するナンバーは、『I Can’t Give You Anything But Love』です。

「今は高価なダイヤの指輪は買えないんだけど、その日がくるまでは僕の愛で我慢してくれる?」 という男性の本音を歌ったナンバーです。この曲を彼女に歌って、プロポーズに応えてくれる女性なら本物ですね(笑)。そう、自由な愛を手にするための女性の社会的自立は大賛成! 利害関係や世間の常識に支配されない愛を見つけましょう。モンゴルナイフさんも、素敵なパートナーを見つけてくださいね。では、次のナンバーでお会いしましょう。艶ュー。

■おすすめのJAZZソング

『I Can’t Give You Anything But Love』

 

サラ・ヴォーンのスキャットが癖になります。

【和訳】
ごめんね、いまの僕じゃ何もあげられないけど。君への愛なら溢れんばかりに持ってるよ。想像してよ、きっと幸せな気分になる筈。そんな幸せな暮らしが、君のずっと待ち望んでたものだと良いな。本当は素敵に着飾った君も見てみたいんだけど、ダイヤの腕輪は僕が行くような安い店には置いてなくて。幸運な日が僕たち2人にやってくるまでの間は、ごめん。今はこの僕の愛だけで我慢してほしい。

Photo:Yoshihiro Kamiya,Getty Images
Text:RIKAPEPE
Illustration:Eri Sakai
Edit:栗P

RIKAPEPE(リカペペ)
ジャズ歌手/文筆家

カワイイが正義である現代に於いて忘れられがちな『色気』を再考し、往年女優が映画の中で歌い演じていた歌唱スタイルを現在の感覚で表現している。ジャズに魅せられたのは、音楽性というよりもスタンダードソングの歌詞と自身の恋愛観とのシンクロニシティから。そこに若者が流行歌を歌うのとなんら変わらない意味を見つけ、ジャズを歌い始める。また音楽に加え、大学で学んだ女性の生き方と共に変容する服飾史や、自己の恋愛遍歴を活かしたユニークな執筆活動もおこなう。現在は、自己のバンド、宣伝音楽のレコーディング、オーダーメイドスーツブランド「SUITBAR」と協力した衣装デザインなど多岐に渡る活動を展開している。
【HP】
rikapepe.jp
【instagram】
https://www.instagram.com/rikapepe/







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