驚愕のスーパースポーツにシビレまくり!
ジュネーブモーターショー2018の開幕で日々更新される情報をまとめてご報告をします。そこで今回はスーパースポーツ編をお届け。
既にご報告済みのフェラーリ488ピスタは過去の記事をご参照いただくとして、まずはイタリアを代表するスーパースポーツの双璧、もう一方のランボルギーニです。
ワールドプレミアは同社の2017年の販売比率約2/3を締めるウラカン・ペルフォルマンテに追加されたスパイダーです。屋根が開くだけでこんなにも違うのか? と思われるかも知れませんが、画像を見るだけで悶絶級の存在感。正直シビレます!
パフォーマンス的な変更はなく5.2リッターV10エンジンを後方に納めますが、ダイレクトに響く猛牛の咆哮は格別です。ポチッとスイッチを押せばウィ~ンとオープン! この魅力に取り憑かれたらもはや他のクルマに乗れません。
超絶クールな大人の魅力という部分でポルシェに勝るものはありません。新型911GT3 RSは全身くまなくアップグレードされたもっともアスリートな一台。
ご自慢のフラット6(水平対向6気筒)は最高出力383kW(520ps)を発生する4リッターの自然吸気エンジンです。車内にはロールケージが張り巡らされレーストラックを走るための装備がおごられています。
無論、各国の道交法に対応した市販モデルだけに、レースカーほどギリギリのストイックさはありませんが、機能美をベースとしたファッション性に魅了されます。希少性の高さも相まって、歴代911GT3は高値安定の中古車マーケットを形成中。
最後にご紹介するのは、昨年この会場で披露されたブガッティ・シロンの進化版であるシロン・スポーツです。
搭載する8リッターW16ターボエンジンは最高出力1103kW(1500ps)とスペックこそ変更はありませんが、スポーツを形成するメニューは約18kgの軽量化と新たなシャシーセッティングの見直し。サスペンションを中心に引き締められたセッティングが施されています。
2018年の今後のスケジュールとしてブガッティが目指すのは、先代モデルにあたるヴェイロンが打ち立てたギネス記録(市販車)の最高速度431.072km/hを上回ること。その挑戦に期待が高まります。
欧州委員会の大英断(?)で低炭素化社会への対応に日々を忙殺される欧州の自動車メーカー各社。2020年を境に純粋なエンジンを搭載するモデルはいずれ最後を迎えるかも知れません。
フトコロに余裕のある方は是非とも贅を尽くしたスーパースポーツをお買い上げください。それもまた社会に対するセレブの嗜みなのですから。
Text:Seiichi Norishige
■Bugatti Chiron Sport: World Premiere – Press Conference Geneva International Motor Show 2018