外装の仕上げもパーフェクト! 美しいベゼルやブレスレットも必見です
この数十年、時計の世界では、「マニュファクチュール」「自社製ムーブメント」といったキーワードがひとつのトレンドとして浮上してましたが、ここのところ、「小型化」「復刻」などの外装にまつわる話をよく耳にします。
さらにユーザー目線で言えば、ムーブメントが自社製であるかどうか、ちょっとした薀蓄云々よりも、明らかに他社にはないデザインやスペックを備えている時計の方が、断然気分だったりします。
そこで今回ご紹介するのが、究極のクオーツムーブメントを搭載するGrand Seiko(グランドセイコー)の限定モデルです。
今では星の数ほど存在する時計ブランドのなかでも、グランドセイコーはとりわけ精度にこだわりを持つことで知られており、いくつもの伝説的なエピソードがあります。そのひとつが、1993年に登場したクオーツ専用ムーブメント「キャリバー 9F」です。
第一に、このムーブメントのスゴさを物語るのが、年差±5秒という脅威的な精度です。通常のクオーツが月差±20秒前後であることからも、この数字がいかに特別であるかが分かります。
このほかに、長くて太い針を回す「ツインパルス制御モーター」、秒針のふらつきを大幅に軽減する「バックラッシュ・オートアジャスト機構」、カレンダーを瞬時に切り替える「瞬間日送り機構」が搭載され、精度のみならず、美観や視認性までが追求することで「キャリバー 9F」従来のクオーツムーブメントの常識を覆したのです。
「キャリバー 9F」の登場から、25周年にあたる2018年。伝説のクオーツモデルをリメイクした限定モデルは、オリジナルを超える年差±5秒という精度に加え、ケースサイズを一回り大きくすることでデザインを現代的にアップデートしました。
駄目押しの一手となるのが、問答無用の美しさを誇る外装です。グランドセイコーのデザイン哲学である「セイコースタイル」を象徴する1967年に登場した「44GS」を再解釈したケースデザイン、装飾性の高いブレスレットなどは必見の価値があります。
グランドセイコーらしいプレミアム感が満載のクオーツウォッチ。「SBGT241」「SBGV238」の2型ともに素晴らしい完成度ですから、発売が本当に待ち遠しいですね。
Text:Tsuneyuki Tokano
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グランドセイコー専用ダイヤル
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