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これってもしかしてモラハラ? モラハラの特徴と対処法まとめ

2018.1.24 2018.1.24
2018.1.24

精神的な攻撃に注意

最近耳にすることが増えている、「モラハラ」という言葉。モラハラは、家庭内、職場、カップル間など、実にいろいろなところに潜んでいます。では、具体的にモラハラとはどのようなことを指すのでしょうか? 職場や家庭で「これってモラハラでは?」と苦しい思いをしている方は、本記事をもとに相手の行動を振り返ってみてはいかがでしょうか。また、この機会に自分自身がモラハラの加害者になっていないかのチェックもぜひしてみてください。

モラハラとは

モラハラとは、モラルハラスメントの略で、モラルによる精神的なダメージを相手に与えることを指します。直接手を上げることはあまりありませんが、相手を無視する、暴言を吐くなど、態度や言葉で特定の相手を傷つけている場合、モラハラであると考えても良いでしょう。一時期のケンカとは異なり、長期間にわたって繰り返し相手を攻撃し、精神的に追い詰めていくのがモラハラの特徴です。

似たような言葉に「パワハラ」があります。これはパワーハラスメントの略で、主に上司などが自分の立場の優位性を利用して、精神的あるいは肉体的な苦痛を部下などに与えることを指します。モラハラとの違いは、「優位性を利用するかどうか」です。力関係を利用されることなく苦痛を与えられた場合はモラハラに該当します。とはいえ、この二つのハラスメントは共通点も多いです。

モラハラの特徴・例

では、具体的にモラハラはどのような行動のことを指すのでしょうか。ここでは、モラハラ加害者に共通して見られる特徴を紹介します。

①自分を正当化する

自分のモラルを振りかざし、相手に不快な思いを与えるというのがモラハラの大きな特徴。自分の主張が絶対に正しいとし、間違いがあるのは常に相手だと主張します。そのため、被害者が反論しようとしても、議論をすり替えたり過去のことを持ち出したりして、相手が間違っていることを徹底的に認めさせようとします。挙句の果てには「自分を怒らせるほうが悪いのだ」というような主張をすることもあります。

②暴言を吐く

モラハラの加害者は、相手を言葉で冒涜します。「お前はどんな育てられ方をしたんだ」「だからお前はダメなんだ」など、相手の人格を否定するような言葉を発し、相手を傷つけていきます。

③責任を押し付ける

何か問題が起きた場合、その責任を全て相手に押し付け、自分の非を認めようとはしません。「あなたが決めたからこうなった」と主張し、相手を責めます。自分には甘く、他人には厳しくするのです。

④とことん否定する

相手の過去の発言や、本人にはどうしようもない身体的特徴をあげつらい否定します。相手のためを思った指摘や説教ではなく、ただ相手の自己肯定感を下げるだけの否定です。他人を見下すことで、心を保っているのです。

⑤常識を盾にする

世間一般の常識とずれている場合でも、独自のマイルールや、思い通りに動かしたいことがあれば、「こんなことは常識だぞ」と脅します。常識を盾にすれば、相手は違和感を持ちつつも従わざるを得ないだろうと考えているからです。実際はその常識は世間の常識ではなく、自分の理不尽を受け入れさせるためのものです。

家庭のモラハラ編

家庭内でモラハラを行う人がいる場合、上記の特徴に加え、さらに典型的な特徴が見られることがあります。また、家庭内のモラハラと言うと夫が妻に対して行うイメージがある方も多いかと思いますが、妻から夫に行われるモラハラも最近は注目を集めています。

①外面が良い

モラハラをする夫・妻は、外では愛想よく振る舞っていることが多いです。モラハラをする人は実は小心者で自分に自信がない人が多いため、世間体をとても気にするためです。そのため、周囲の人にパートナーの相談をしたとしても、モラハラを信じてもらえない可能性があります。

②嘘をつく

自分に注目を集めようと、周囲の人に相手を陥れるような嘘をつきます。優越感を得ることに必死なのです。たとえ嘘がばれても、「冗談なのに真に受ける方が悪い」と言ったり、「そんなことを言った覚えはない」ととぼけたりします。

③束縛が激しい

時には激しい束縛を受けることもあります。パートナーが他の人と接することを制限し、自分の思い通りに相手を動かそうとするのは典型的なモラハラです。常に相手を自分の支配下に置いていたいため、自分が知らないパートナーの姿があることを許容できないのです。

④同情を誘う

家庭内でモラハラを行う場合、相手を攻撃するだけではありません。時には自分の生まれ育った環境や苦労話を涙ながらに話し、同情を誘います。そのことで、「この人には自分しかいない」と被害者に思わせ、簡単に離れられないようにしていきます。

職場のモラハラ編

職場でモラハラを受けると、働く尊厳を傷つけられたり、労働意欲が失われる可能性があります。最悪、心を病み、職場を辞めざるを得なくなる場合もあります。傍から見れば些細なことであっても、繰り返しの行為により相手が精神的なダメージを負った場合、立派なモラハラです。被害者へのダメージのみならず、職場の雰囲気も悪くしてしまうことが多いです。ここでは、職場で行われるモラハラの例を紹介します。

①職場で孤立させる

職場でのモラハラで、一番と言っても過言ではないくらい頻繁に起きているのが、孤立させる行為です。話を遮る、無視をするなどでターゲットを孤立させます。ターゲットだけに仕事の情報を共有しない、懇親会に誘わないなどで仲間外れにすることもあります。存在しないかのように人を扱うのは、明らかに人間の尊厳を無視した行為です。

②陰口を言う

どの職場も多少の陰口があるのはある程度仕方のないことですが、一人のターゲットだけ執拗に悪口で攻撃する、本人にも聞こえるように文句を言うなどの行為を繰り返すのは、モラハラとなります。「自分に逆らったらこうなる」と周囲に見せしめ、被害者を追いこんでいきます。

③馬鹿にした態度をとる

モラハラと言うと、上司から部下に行うものを想像しがちですが、部下から上司に行われるものもあります。上司が何か話しかけても馬鹿にした態度で対応してくる、指示に全く従わないなどが例としてあげられます。

④仕事を狭める

突然トイレ掃除やお茶くみなどの、その人が積み重ねてきたキャリアを無視した雑用ばかり頼むというのも、モラハラの一種です。仕事の能力や本人のやる気を無視し、労働に対する意欲を失わせるモラハラです。

⑤仕事を異常に増やす

④とは逆に、一人では到底抱えきれない量の仕事を与えるのもモラハラと言えます。明らかに一人にだけ大量の仕事を与え、終わらなかったら叱責する。このようなことを繰り返し、精神的に追い込んでいきます。

⑥プライベートに干渉する

本来、職場の人が他人の私生活に介入する権利はないはず。にも関わらず、仕事に関係のないプライベートのことを根ほり葉ほり聞いてくるなど、度を越して干渉しようとしてくる場合、モラハラを疑っても良いでしょう。業務時間外に過度に連絡を入れてくる、飲み会や休日の付き合いを強制するというのもモラハラの一種です。

モラハラ加害者の心理

では、なぜモラハラ加害者はモラハラを続けるのでしょうか。ここでは、モラハラ加害者が抱える心理を紹介します。

①自分に自信がない・劣等感が強い

意外に思われるかもしれませんが、モラハラの加害者は劣等感が強い場合が多いです。そのため、自分自身を正当化し、他人を攻撃することで、優越感を得ようとしています。

②ストレスを抱えている

加害者本人に強いストレスがあり、それを他人にぶつけることで発散しています。特に思うように出世ができない、加害者自身が自分の上司に媚を売っているなど、社会的に苦しい環境に置かれている場合、自分より立場の低い相手にそのフラストレーションを押し付けているのです。

③自分を投影している

劣等感ゆえ、自分の嫌な部分を直視しようとせず、それを相手に押し付けます。「自分はお前とは違う」という考えを持っていますが、実際は、加害者自身の特徴を述べて相手をののしっているということが多々あります。深層心理では、被害者ではなく自分自身の嫌な部分に腹を立てていることが多いです。

⑤家庭環境の影響

幼少期を過ごした家庭にモラハラをする大人がいた場合、成長後に自身もモラハラをしてしまう傾向があります。親から常に過干渉を受けていた場合も、自分の意見を持つのが苦手になり、自己肯定感が十分に育つことなく大人になってしまい、それが原因でモラハラに及んでしまうことも。

モラハラの対処法

モラハラ被害に合ってしまった場合、自分の身を守るためにも、何らかの対処をとることが必要となります。

①相手にしない

モラハラ加害者は被害者を洗脳していくため、難しいとは思いますが、まともに相手をしないようにしましょう。モラハラを受けても、悪いのは決して被害者ではありません。問題は加害者にあるのです。真に受けていては自信を喪失し、性格を変えられてしまうこともあるので、受け流すよう心がけましょう。

②周囲に相談する

自分一人で抱え込まず、親や友人に相談してみるのも重要です。会社内のモラハラの場合は、モラハラをする人より上の立場の人に相談するのが有効かと思われます。同僚の場合、自分にハラスメントが飛び火するのを恐れ、十分に味方になってもらえない可能性があるからです。

周囲には相談しづらい、心を病みかけているという際は、専門機関に相談することも検討しましょう。

③相手から離れる

どうしてもモラハラが改善しない場合、加害者から離れるも考えてみましょう。長い期間モラハラを受けていると、心をすり減らして自分自身の人格を変えられてしまう可能性もあります。なかなか決断するのは難しいとは思いますが、離婚や転職といった手段をとることも、自己防衛のために考えてみてはいかがでしょうか。「モラハラはいつか改善するかも」と思っても、多くの場合、改善は難しいのです。

④証拠を残しておく

③の手段をとる場合、簡単に離婚させてもらえなかったり、上司に取り入ってもらえなかったりすることがあります。また、加害者本人はモラハラを認めたがりません。そんな時有効となるのが証拠です。モラハラをする人は世間体を気にする人が多いため、自分が非難される状況に置かれることを恐れるためです。

モラハラはDV等とは異なり、基本的に手を上げてくることはないため、証拠を残すことが難しいですが、ICレコーダーやビデオカメラを活用するのもひとつの手です。被害を具体的に記した日記を作成しておくのも有効な手立てでしょう。

いかがでしたでしょうか。モラハラは人の尊厳を傷つけ、追い込んでいく行為です。モラハラの被害を受けていたり、「もしかしたら自分はモラハラ行為をしているかもしれない」と感じたりした場合、ぜひ周囲や専門機関に相談してみてください。

Photo : Getty Images
Text : R.S.

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