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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
媚薬ジャズの聴かせ方

女にもモテる、“オトコらしい男”の魅力3箇条

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JAZZという、男と女の歌を扱うのですから、酸いも甘いも人より多めに気絶してまいりました。この連載では、皆様からいただいた恋愛相談に対して、JAZZシンガー目線のアドバイスと共に、ちょっと元気が出るナンバーをご紹介してまいります。

女子が求める男らしさって?

本格的な寒さが身にしみる今日この頃、ダンナは風邪などひいていませんか。

御機嫌よう、恋愛中毒JAZZシンガー「ぺぺ」ことRIKAPEPEです。

JAZZというのは、男女にまつわる恋愛のストーリーがほとんど。男と女の歌を扱うのですから、酸いも甘いも人より多めに気絶して参りました。この連載では、ぺぺが毎回読者の皆様からいただいた恋愛相談に対して、JAZZシンガー目線のユルっとした恋愛アドバイスと共に、ちょっと元気が出るJAZZナンバーをご紹介してまいります。

さて、今回のイケナイ読者からの15回目のご相談は、「最近、好きな女子にフラれてしまいました。もっと男らしい男になりたいです」という33歳の男子からからのお悩みにお答えします。ダンナ! さっそくお便り拝見いたしましょう。

***

ペペ先生、はじめましていつも恋愛指南を参考にさせていただいてます。
職場で好きな女子ができて、思い切ってこの前告白してみました。割と自分に好意があると思ったので、飲み会の帰りにさりげなく伝えたんです。そしたら、「私、やっぱり男らしい人が好きなんだよね、ごめん」と即答でフラれてしまいました。自分もジム通いして身体を鍛えていたり、割とファッションも男っぽいスタイルが好きなので間違いないと思ったのですが、駄目でした。女心は難しいです。教えてぺぺ先生。 
(会社員 33歳 小結さん)

***

小結さん、お便りありがとうございます。
お便りを拝見しながら、中森明菜さんの『十戒』の歌詞が脳裏をよぎりましたね。ぺぺにすぐ答えを教わろうと甘えている時点で、残念な感じなんです。そこを察してくださいませね。

でもね、今回のご相談は、ぺぺも日頃からちょっぴり怒ってる話題でしてね。正直、巷では男らしい男性が減ってしまったと肌感覚で悲しんでいたところ。その理由としては、よく「女性の社会進出により、女性が強くなり過ぎて男性が弱くなった」とネット上では騒がれていますが、そんなことが問題じゃないのですよね。そもそも論点が違うと思います。

皆さんには、人として男として、忍耐強く一つの事をやり続けてきた経験はありますか? 一人の女性を一途に愛し続けたことはありますか? 以前、不器用で懸命に生きた男性の道筋の中に、ちょっと乱れた具合が色っぽいと云いましたが、まさにそこに男らしさの秘訣が隠されていると思います。まずは、とやかく言わずに何か一つの事に本気で打ち込んでみてください。今回は、小結さんにより豊かな人生を送っていただくためにも、「男らしい男性の条件」をお伝えしますね。

【朗報】女性にもモテる!「男が憧れる! 男らしい男性の魅力とは?」をぺぺ先生が伝授させていただきます。

お答え1:自分の言動に責任を持つ男

言いたいことも言えないこんな世の中に、正々堂々と有言実行してしまう男。そんな自分の言動に責任を持てる強い男に、男は惚れるのです。女性なんかより遥かに忠誠心の強い男性は、誰にでも態度や手のひらを変えず、強い信念と自分の言葉を持つ、揺るがない男に付いていくのだと思います。出る杭は打たれるといいますが、打たれる分、ほかの誰かにも応援されていると思えるくらい、彼らの懐は深いのでしょう。

お答え2:身近な人を大事にできる男

世の男性を見て思うのは、仕事っていうのは本当に“戦さ”なのだと思います。特にスタートアップで仕事に一生懸命になっている人は、まずは領土を広げる事に必死なので、遠くの人から人を大事にする傾向があります。これは、戦国時代から何も変わってない戦い方。だけど、本当に大事なことは、身近な人から大事にして守っていくこと。守る者、安心して帰れる場所がある事に気づけると、もっと外で力を発揮できると思います。このことに早くから気付いている男は、男性からも女性からも信頼され頼りにされます。女性も、仕事を忘れさせてやれるくらいの器量は必要です。

お答え3:小言を漏らさず我慢強い男

我慢は色気だとぺぺは思うのですが、いかなる困難があっても、「俺に任せとけ」といわんばかりに耐え忍び、小言を漏らさず自身を高めていく姿に世の女性は気絶します。何かを成し遂げるまで、3年・5年・10年と丁寧に歳を重ねることができる姿勢に男の生き様を感じるのです。

いかがでしたでしょうか。男性からみても女性からみても、男らしい男性って気絶しちゃいますよね。最後に、小結さんは女心が分からないということでしたが、結論から言いますと、「結局、女性は男性に守られたい生き物」なのです。そう、中森明菜さんの名曲「Blondie」の歌詞で女心がはっきり宣言されています。「私より強い男を捜してた/女は誰もはげしく愛されたい/時代が甘やかすから男たち愛に手を抜くの/やるせない」です。これからは、女性を守れる男らしい男性を目指してくださいね。小結さんも今回のご相談を機に、さらに豊かな人生を繰り広げて下さいね。スマートな40代(スマフォー)のお手本になっていただけるビフォーアフター! 心よりお祈り申し上げます。

さて、今回ご紹介するナンバーは、『THE MAN I LOVE』です。皆さんは運命の人を信じますか? 誰しもが幼いころに描いた運命の人。ぺぺも何度も何度も諦めかけたけど、やっぱり諦めきれないもの。きっと、運命の男さがしは世の女性の永遠のテーマです。今回ご紹介するナンバーは、そんな運命の人が背が高くて男らしいというお話。1924年ミュージカル『レディ・ビー・グッド』用にガーシュウィン兄弟が書いた楽曲です。では、次のナンバーでお会いしましょう。艶ュー。

■おすすめのJAZZソング

 
甘く、大人の色香がたっぷりのハスキーヴォイス。

ペギー・リー様にうっとり。

【和訳】
いつかやって来る、私の愛する運命の人。彼はきっと背が高くて、男らしい人。彼がやって来たなら、ずっと私の側にいてくれるように努力します。その人と目が合ったら直ぐに気づくはず。彼も私の手を直ぐに握ってくれるはず。ほんと馬鹿げた考えかも知れないけれど、二人の間にはきっと言葉さえも要らないの。

RIKAPEPE(リカペペ)
ジャズ歌手/文筆家

カワイイが正義である現代に於いて忘れられがちな『色気』を再考し、往年女優が映画の中で歌い演じていた歌唱スタイルを現在の感覚で表現している。ジャズに魅せられたのは、音楽性というよりもスタンダードソングの歌詞と自身の恋愛観とのシンクロニシティから。そこに若者が流行歌を歌うのとなんら変わらない意味を見つけ、ジャズを歌い始める。また音楽に加え、大学で学んだ女性の生き方と共に変容する服飾史や、自己の恋愛遍歴を活かしたユニークな執筆活動もおこなう。現在は、自己のバンド、宣伝音楽のレコーディング、オーダーメイドスーツブランド「SUITBAR」と協力した衣装デザインなど多岐に渡る活動を展開している。
【HP】
rikapepe.jp
【instagram】
https://www.instagram.com/rikapepe/







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