FASHION ― アニ散歩

昭和なアニキが語る定番服と昭和気絶グルメ 「アニ散歩」

【#インスタ萎えでもウマすぎる!】俺のデカ盛りスパゲッティを食らえ

2018.1.25 2018.1.25
2018.1.25

ナポリタンだけが昭和喫茶スパゲッティではないのだ

ダッフルコートの色が本来はキャメル色だった事は、あまり知られていない。北欧の漁師の仕事着がイギリス海軍の防寒具として使用され、次第にファッションとして広まったのだ。

このグローバーオールのモンティというモデルは、そんなオリジナルに限りなく近いディテールでダッフラーの俺としては愛してやまない相棒だ。

二色コーデでキャメルに黒を合わせるとダッフルがグッと大人っぽく見えるってワケ。古着の501ブラックに黒いレッドウィングのポストマンだ。そうシンプルに王道でいいのだ。

そんなダッフルスタイルで神保町の老舗昭和喫茶「さぼうる2」のアレを食らう。「さぼうる」は喫茶だけの1と食事もできる2が並んでいるので、腹ペコな時は2ってこと。

魅力的なメニューはどれも絶品でしかも安い。学生が多い神保町ならではだ。一番人気はナポリタンだが、気絶の向こう側へ行きたいのならバジリコだ。なんと言ってもバジリコという響きがいい。

残念ながら「さぼうる2」は店内が撮影禁止なので、特別に隣の「さぼうる1」でいただくことにする。学生の頃こうやって電話した甘酸っぱい青春の思い出が蘇りながらも、腹が減ってきた。

ドーン!キター!600gのデカ盛り!これがバジリコだ!インスタ映えするのはナポリタンなのはわかっている。こいつがインスタ萎えしているのも薄々わかっている。しかし俺はバジリコを愛している。

写真には写らないウマさがあるから……。

昭和歌謡が流れる店内で俺のフォークにお前が絡む。油断すると皿から崩れ落ちてしまうスリリングな瞬間。

強烈にウマすぎる!マジバジリコ気絶……デカ盛り昇天!1.6mmの茹で置き麺に具は玉ねぎ、マッシュルーム、ソフトサラミ、ベーコン、大葉だけ。バジリコを使ってないのにバジリコってのがグッとくる。

薄めの塩味にヒミツのパウダーが効いている絶妙な味付けだ。最初はそのまま食べて途中から塩とチーズでカスタマイズし自分なりのバジリコを味わう。

食後はいつもチーズドッグと決めている。奇をてらったインスタ映えするスイーツなんかいらない。

そしてガム入りの冷コーがあればいい。シロップ入りのアイスコーヒーだ。

ウマい!ガキの頃、オカンが買ってくれたチーズドッグと同じ味がするぜ。

時にはスマホを閉まって、今という時をゆっくりと味わう。昭和喫茶は忘れかけていた本当のリラックスを気づかせてくれる場所でもあるのだ。

バジリコは34年前の創業時からのメニューで、今はレシピを受け継ぎ本橋さんが作っている。残念ながら考案者の方は今お店から離れているので、バジリコ誕生秘話はわからないまま。ナポリタンのように日本独自の食文化で誕生したバジリコの謎は深まるばかりだ。

グローバーオールのモンティ。英国海軍が使用していた当時のものに近い仕様で、ダッフルコートのオリジナルと呼ばれている。キャメル色で厚手のメルトン生地と木のトグルは、一般的なダッフルコートにはない無骨さが魅力。着込むほどに馴染む一生のマイ・スタンダードだ。

Text:Eiji Katano
Photo:Shinpei Suzuki

今回のアニキおすすめの店


「さぼうる2」
東京都千代田区神田神保町1-11
Tel. 03-3291-8405
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13011604/
営業時間 9:00〜22:00
定休日 日曜日

プロフィール
片野英児(かたのえいじ)
1968年生まれ。昭和とメンズ服飾を愛してやまない49歳。小誌編集長の干場(ほしば)がアニキと呼んだことから、いつしかアダ名がアニキに。趣味は、スナックで昭和カラオケ。呑みすぎると、歌いながら、なぜか干場と泣き合う熱き男。好きな場所は軍艦島とイタリア。プロレスに行くと、なぜかマスクをかぶって観戦したくなってしまう。

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