『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、チェスターフィールドコートをストリートMIXで着こなすテクニックを学びたいと思います。
LESSON192 チェスターフィールドコートをストリートMIXで着こなすテクニック
チェスターフィールドコートと言えば、タイドアップしたスーツやジャケパンコーデの上に羽織るドレッシーな位置づけのアイテム。ここ近年は、90年代のストリートスタイルがリバイバルされチェスターフィールドコートをカジュアルに着こなす若者も多く見かけます。トレンドだからと言って、40代がそのまま真似すると若造りしすぎて軽い印象になりかねません。そこで今回は、大人が真似したいストリートアレンジのチェスターフィールドコートの着こなしをヨハネス・ヒューブルから学びたいと思います。
ファッショニスタで知られるヨハネス・ヒューブルのワードローブの中でもチェスターフィールドコートはマストアイテムのひとつ。冬のコーディネートではかなりの確率で着用しています。そのためにアレンジ力も人一倍上手いんです。
今回着こなすのは、キャメルカラーのチェスターフィールドコート。着丈がやや短めでカジュアルに着こなすのに最適な色とデザインを選んでします。ストリートアレンジで使用したアイテムはアメカジの定番である程よく色落ちしたGジャンです。カシミアやキャメルと言った上質な素材を使用したコートと、男らしさを感じさせる無骨なGジャンは、まさに真逆の組み合わせ。一見混ぜると合わなさそうに見えますが、着丈の短さやボタンの雰囲気からジレのような役割を果たします。
ブラックのタートルニットと、タック入りのテーパードを効かせたグレスラでカジュアル過ぎないようにバランスを取っているのも流石。普通のストレートシルエットだと野暮ったくなるので、これくらい特徴的なデザインの方が◎。このコーデはパンツ選びがかなり重要な鍵になるのでシルエットに注意が必要です。
足元はおなじみのダブルモンクをチョイスしてドレッシーさをキープ。コート&Gジャンに馴染むように茶色を選んでいる所も間違いなく確信犯です。今回はかな〜り難易度の高いコーディネートでしたが、攻略できれば、間違いなくそのダンナはファッショニスタ! サイズ感やアイテムチョイスを間違えないように、自然に着こなせるまで何度もトライすることが成功の秘訣です。
Text:Satoshi Nakamoto
【ヨハネス・ヒューブルのように装うならこんなアイテムがオススメ】
TAGLIATORE(タリアトーレ)の中でも毎シーズンリリースされ、定番として人気を誇っているウールカシミアフランネルソリッドチェスターコート。シルエットのバランスの良さは言わずもがなでして、オンオフ問わず品格のあるスタイリングに仕上げてくれます。
ハンドダイ特有の絶妙な色ムラが深みをもたらし心地の良い存在感を放ちます。カットソーブランドならではの上質な質感からくる抜群の着心地。唯一無二のエスプリの効いたMAJESTIC FILATURESらしい存在感が際立ちます。ブラックはオリーブの糸が入っているため、ほんのりオリーブがかった色合いになります。
通常のインディゴブルーよりも青みを強くすることで爽やかさを際立たせたJACOB COHEN(ヤコブ コーエン)のデニムジャケットJ8032はイタリアの海のような美しい発色です。
ベルウィッチのモデル「TEQUILA」は、アウトタックにて2プリーツが入るクラシカルな仕様で、ゆったりとした腰回りと裾口にかけての美しいテーパードが特徴のニューモデル。ウエスト部分をステッチングによるワンピース仕様に仕上げることで、スラックス仕立てながらもスポーティなー雰囲気を堪能できるモデルとなっています。
コバをシャープに落とすことでスッキリしたフォルムにまとめているFERRANTEらしい一足であり、どんなスタイルにも合わせやすいスタイリングの調整役になること間違いなしのシューズかと思います。