FASHION ― エディター ヤナカの「こじラグ」

デキるオトコのエロさが にじみ出る、エルメスの万能バッグって?

2018.1.6 2018.1.6
2018.1.6
自分が本当にイイと思う、一流品を買い集めていたら、無類の服好きが集まっているはずの編集部内でも「買い方がおかしい」「こじらせてる」と。自分じゃ、至極普通だと思っていたのに…。ホントにこじらせてるのか確認すべく、自分が買ってきた愛しい服達を紹介していく企画「こじラグ(※こじらせラグジュアリー)」を始動させます。これがお買い物の参考になるかは分かりませんが…、世の買い物ジャンキーたちを安堵させられたら本望なのです(笑)。

デザイン、ディテール、サイズ、革の質、色など申し分ナシ。問題があったとすれば…、値段くらいでしょうか(笑)

さて、2018年一発目となる74回目も、華やかにドーンっとイキたいので、やっぱりエルメス! シンプルなデザインで、使い勝手の良いバッグ「プリュム(Plume)」の40cmです。1967年に、旅行者向けのボストンバッグをイメージして作られて登場した「プリュム」は、フランス語で「羽根」という意味で、その軽さをウリにしてるんですが、裏側まで総レザーで、40cmという大きさだと、さすがに重みを感じます。

じつは、ずっと前からエルメスが一番最初に作ったバッグ「オータクロア(Haut à Courroies)」が欲しかったんですが、普段使いするには45cmも、ましてや50cmも大きすぎる…。しかも、100万円越えだし、年々価格も上がっている。さらには、革の種類も色も選べるほど充実していない。あれこれと理由が重なって、なかなか買うところまでは辿り着かなかったんです。

そんなある日、ひょんなことから出逢えたのが、今回の「プリュム」。じつは、40cmというサイズがあるのは知らなかったんですが、持ってみたら丁度イイ。マチもしっかりあって、A4サイズの資料も入るし、ノートパソコンもOK。内側の両面にはポケットも付いていて、小物類の収納も便利。デキるオトコが持ってそうな雰囲気だし、そこはかとなくエロさも漂う。

ネックは価格だけだったんですが、もうある程度の年齢ですから、それなりに良いバッグのひとつやふたつ持っててもバチは当たらない。それにこれまで、高額なブランドバッグにはほとんど目もくれず、L.L.Beanのキャンバストートバッグばっかり使ってきたから許されるでしょってコトで、盛大に清水ダイブ! 遂にエルメスバッグのオーナーになりましたとさ。

ただ、実際に買ってみたら、全然使えない…。当時の自分にはやっぱりラグジュアリー過ぎたし、それまで安い安いバッグばっかり使ってきたから、ぞんざいな使い方しか知らず…。エルメス「プリュム」をそんな風には使いこなせないし、いろいろとハードルが高過ぎたようです。

と言うワケで しばらく眠ってもらうコトになり、「何か大きなタイミングにおろそう」と誓ったんですが、なかなか踏ん切りはつかない。さらに、風のウワサで「プリュムの40cmはディスコン(廃番)になる」なんて聞いちゃったもんだから決断は揺らぐし、悶々とした日々を過ごしていました。

そんなときに開催されたのが、エルメスの2014-2015年秋冬コレクション。そのランウェイにて、「プリュム」をなんともカッコ良く持ち歩くスタイリングを目の当たりにするんですね。それ見て一気に踏ん切りがつきました! オレも思いきって使っちゃうぞって。時期的にもちょうど、『FORZA STYLE』の創刊を準備しだす頃で、タイミング的にもバッチリ。良き門出になった気がします。

それからは丁寧には使ってますが、気を遣いすぎるコトはなく、地べたにだって普通に置くし、多少キズが付いたって気にしない。それも自分と過ごした証だし、本当に修繕が必要になったらエルメスに持って行って しっかり直してもらえばイイ。そんな感じで日々ガツガツと使い込んでいます。

それで、エルメスのバッグを実際に使ってみて感じたのは、とにかく使いやすいということ。革は文句なく上質だし、ハンドルの手馴染みだって抜群。重い色めがイヤで、明るめのゴールドを選んだのも正解で、使い込むごとに味が出てくる感じも堪りません。

というわけで、次は「オータクロア」を買おうかしら。いや、あのモデルの47cmっていう手もあるな。あ〜、今年も貯金額が増えることはなさそうです。

Photo:Riki Kashiwabara
Text:Ryutaro Yanaka

『FORZA STYLE』シニアエディター
谷中龍太郎

さまざまな雑誌での編集、webマガジン『HOUYHNHNM』編集長を経て、『FORZA STYLE』にシニアエディターとして参画。現在までにファッションを中心に雑誌、広告、カタログなどを数多く手掛け、2012年にはニューバランス初となるブランドブックも編纂。1976年生まれ。

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