90年代リバイバル!? いや、エバーグリーンでしょう!
男を惹きつけてやまない定番の魅力。しかし、定番ゆえに見過ごし、定番ゆえに買い逃してはいませんか? 知ればあなたの人生を必ず豊かにしてくれるFORZA厳選の「鉄板定番」を、あらためて紐解きご紹介する当企画。
第6回は、サファリバッグの金字塔ハンティング・ワールドです。
ロゴに記される象のマーク。1965年に創業したハンティング・ワールドの前身となる会社が、サファリツアー会社と聞けば納得です。ここ日本ではバブル期にブームを迎えたこともあって、ラグジュアリーな印象が強い同ブランド。ですが、元来は列記としたアウトドアブランドなんです。
1972年に発表され、今やアイコンとなったバチュー サーパスシリーズに採用されるバチュー・クロスも、軽量性、撥水性、防塵性、そして断熱性などを備えた多機能素材です。そもそもは、温度変化や湿度に弱いカメラ&フィルム用として開発されたのだとか。
しかし、その機能性の高さから、代表モデルはキャリーオールと名付けられ、ハンティングやフィッシングなど、多様なアウトドアシーンで重宝されてきました。
A4サイズの書類が入る大きさは、休日バッグとしても実に手頃です。ポケットは、メイン×1、ジップポケット×2、フラップポケット×2と充実。レザーにはフルベジタブルタンニングされたオイルドレザーを採用し、バチュー・クロスの耐久性をより高めます。
昨今は90年代リバイバルと共に、改めてその魅力に惹かれる人が急増中。なかには“バブルファッションの再来”と評する人もいるようですが、いやいや、その出自を知ればバチュー サーパスのキャリーオールは、男にとってのマスターピースであることは自明の理です。
付属のウエストベルトを使えば、スーツケースのハンドルに固定したり、またバイクに乗る時にはショルダーストラップとの併用でしっかりとカラダに固定できます。ポリウレタンウォーミングを挟む3層構造は、先述の機能に加えてクッション保護の役割も果たしてくれます。
カーキグリーン×柿渋レザーのサファリカラーに惹かれるという人も多いはず。この手のクラシックアウトドアバッグだといかにもタフ顔なキャンバスやヘビーツイル製が多いですが、光沢のあるバチュー サーパスなら街中でも違和感なく馴染んでくれます。
Photo:Tetsuji Hanabusa
Edit:Noriaki Osaki
Styling:Takahiro Takashio
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
ハンティング・ワールド帝国ホテル店
03-3501-7080
https://www.huntingworld.com/jp/