FASHION ― 僕が捨てなかった服

「僕が捨てなかった服」

小雨に大活躍…のハズなのに。プラダのパッカブルを なぜかそんなに着ていない理由とは?

2018.1.4
2018.1.4

機能性に優れているんですが、全然使いこなせてなかったんですね…

人生には、どうしても手放せなかった服、そう「捨てなかった服」があります。そんな服にこそ、真の価値を見出せるものではないでしょうか。そこで、この連載では、ファッション業界の先人たちが、人生に於いて「捨てなかった服」を紹介。その人なりのこだわりや良いものを詳らかにし、スタイルのある人物のファッション観に迫ることにします。スタイリストの小沢 宏氏に続いて登場するのは、数多くのイタリア ブランドを日本に紹介した成毛賢次さん。成毛さんが膨大な数を所有してきた中でも捨てられなかった服をご紹介する企画、12回目はプラダ(PRADA)のパッカブルコートです。

実はこのコート、購入数年後に老舗コートメーカー「ヘルノ(Herno)」の関係者に見てもらった際、パッカブルであることを教えて頂いたんですが、実際に折り畳んだことは一度もなくて(笑)。こんなに小さく畳めたんですね…。

出逢いは、イタリアにあるプラダのスタッフが知り合いで、ショップを訪れたら案の定「何か買ってけ」と言われたとき。その日は、少し小雨がパラついていたので、「コレなら今、着ていけるぞ」的な感じで半ば無理やり羽織らされまして。「黒ある?」って聞いたら、「黒は やめろよ」って制されて、そのまま着て帰ればイイんだからと。袖も長く感じたので「長いよ」って伝えると、「買ってきてキレイに着てるなんてダサいから、無造作に袖折って着たらイイんだよ」と買わされたんです。直すのも面倒くさかったんでしょうね。パッカブルだったのも教えてもらえなかったし…。

コレは寒くて着るようなものでもないし、東京で雨の場合は結構濡れるので、傘差さないといけないからレインコートを着るほどでもなくて。そういうわけで日本にいるときは ほとんど着ないんですが、イタリアに行ってるときは便利なのでよく着ていましたね。

ウィメンズのコレクションシーズンくらいにローマとか行くと、暖かいんだけど、降るんだか降らないんだかの中途半端で傘を差すほどではない雨がよくありまして、そんなときには重宝しました。

肩に縫い目がなく、雨が染みにくいディテールとか、知らないと一切気づかないパッカブルの仕様とかは、さすがプラダで気が利いていますね。海外に持って行っているのに、一回も畳んでいったことはないんですが…(笑)。

こんなに小さく畳めたなら持ち運びももっと便利だったのに、一切試しませんでしたね。そして、今後も畳むかどうか…、分からないですね(笑)。

Photo:Riki Kashiwabara
Edit:Ryutaro Yanaka

成毛賢次元マニファットゥーレ・アッソチャーテ カシミア・ジャパン代表「マーロ」や「キートン」、「ルイジボレッリ」など数々のイタリアブランドを日本に紹介し、編集長・干場いわく"イタリアを持ってきたオトコ"。東京・押上で生まれ、小学生時代からオシャレをして銀座へと足を運び、みゆき族とともに遊んだという早熟ぶり。

#ちなみにFB投稿の正解は、1)のプラダの靴でした。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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