『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、40男に刺さる色っぽいPコートの着こなし方について学びたいと思います。
LESSON181 大人に似合うセクシーなPコートの着こなし方
スマートな着丈と、厚手の生地使いで防寒性が高いPコートは、真冬に欠かせない人気の定番アウターですよね。着やすく、着こなしの幅も広いため、世代を問わず街中でよく見かけますが、学生の着用率も高く、着こなしを間違えるとかなり子供っぽくみられてしまいます。
そこで今回は、40代の貫禄を引き出してくれるセクシーなPコートのコーデ術をモデルのヨハネス・ヒューブルから学びたいと思います。
ベーシックなPコートを色っぽく見せるポイントは、ずばりアイテム選びと色使いにあります。ブラックのタートルニットに細身のブラックデニムを合わせたシンプルなコーディネートなのですが、実はこれだけで十分大人っぽく見えるのです。
お洒落っぽいからと、カラフルな柄のニットやパンツを持ってくるのは危険! 途端に子供っぽく見ててしまうので注意が必要です。ネイビー×ブラックのカラーコンビネーションなら、清潔感もあり都会的&色気を演出できます。さらに、ヨハネス・ヒューブルはバーガンディカラーのレザーブーツを合わせることで、ドレス要素を増やして大人の貫禄を見せつけていますよね。
こなし方のポイントは、コートのボタンを全部開けて着ること。抜け感も生まれ、リラックスした表情になります。寒い場合は、カシミアの黒ストールを垂らせば真冬でもOK。上質素材でシックな色の小物を組み合わせることで、Pコートの印象も随分と大人っぽくなるのです。このコーデを参考にすれば冬デートは無敵。ぜひ試してみてください。
Text:Satoshi Nakamoto
【ヨハネス・ヒューブルのように装うならこんなアイテムがオススメ】
上質なウールだけを使用した柔らかさが際立つメルトンウールはストレスのない極上の着心地。べっ甲風のボタンやシャープな肩周りがもたらす美しいシルエットに、ほんのりメランジを効かせた生地からは気品のみが漂います。前身頃のダブルブレストが風を妨げ、裏地のキルティングが体温を保ち薄手ながらもしっかりとした保温性能は実用的な仕上がり。
「GRAN SASSO(グランサッソ)」の定番アイテム。保温性が高く、カラーバリエーション豊富なメリノウールを使用しています。スムーズで柔らかなタッチは密に編まれている証拠で、ミドルゲージならではのしっかりとした編み地は毛玉になりづらく型崩れもしづらい安心のクオリティーです。
ワンウォシュしたブラックデニムに脚の付け根"ヒゲ"を呼ばれる部分にシワ加工を施しています。ライトオンスでストレッチ性抜群。デニムなのに柔らかな生地感が◎
名品と呼ばれるモデルを数多く送り出しているエンツォボナフェ。中でも名優CARY GRANT(ケーリーグラント)の名を冠したのがこのサイドゴアブーツです。ピッチドヒール、ソールのヒドゥン・チャネル仕上げ(伏せ縫い)の美しさ、などこだわりのデザインとディティールの積み重ねによって、クラシックでありながらモダンな雰囲気を持ち合わせる1足に仕上がっています。