新型アストンマーティン・ヴァンテージ
英アストンマーティンから新型「VANTAGE」が発表されました。同社のラインナップのなかでヴァンテージはLM-GTEクラスに参戦するレースマシンのベースとなるモデルです。グランドツーリングを主眼とするDB11とは異なるポジションをとります。
パワーユニットはメルセデスAMG製4リッターV8ターボを搭載。つまり従来の4.7リッターV8自然吸気エンジンは廃盤になりました。おいおいV12エンジンが搭載されるか不明ですが、ローンチはこのエンジンとなります。納車は2018年4月以降。
日本価格は1980万円を予定。今後のポンド相場をどう見るかによりますが、下がることはなさそうな気もします。それではスペックをご紹介します。
■モデル名
ASTON MARTIN VANTAGE
■ボディサイズ(mm)
全長:4465×全幅:1942(ミラー開:2153)×全高:1273
ホイールベース:2704
■パワーユニット
排気量と型式:4リッターV型8気筒ターボ(ガソリン)
最高出力:503hp(375kW)/6000rpm
最大トルク:685Nm/2000-5000rpm
トランスミッション:8速AT(トランスアクスル)
前後重量配分:50/50
■パフォーマンス
0-100km/h:3.7sec
最高速度:314km/h
■価格
1980万円(税別)
価格的にバッティングしそうなモデルを予想すると、メルセデスAMGのGTシリーズ、ポルシェ911では標準グレードのターボ、もしくはGT3あたりでしょうか。ミドシップカーならマクラーレン540Cも同価格帯ですが、フェラーリ488GTBは別格の3000万円台。何れにせよ悩ましい選択であることに変わりはありません。
各ブランドとも固有のファンがいらっしゃいますので比べるのはヤボですが、興味深いのはそのディメンションです。
全長とホイールベースで比較すると、GT3が4562/2457mm、GTが4545/2630mm。で、新型ヴァンテージが4465/2704mm。数字だけでは判断できかねますが、なんとなくキャラクターが見えてくるような気もします。
フォルツア世代ならまだ時間はあります。3年後にはこんな悩みを抱えてみたい! そう思えば2018年のスタートはいつもと景色が違うかも知れません。
Text:Seiichi Norishige
アストンマーティンジャパンリミテッド
03-5797-7281
■Beautiful Won't Be Tamed - The New Vantage | Aston Martin | Rankin