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BUSINESS ー 「お金の残酷な真実」

誰も教えてくれなかった「お金の残酷な真実」

自民圧勝! いま株を始めないとソンをする?

2017.10.24
2017.10.24

アベノミクスの株価への影響とは?

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの工藤将太郎です。
10月22日に行われた衆議院議員選挙は、おおかたの予想通り、自民党の勝利に終わりました。今回は「大義なき解散総選挙」と言われ、「なぜ今なのか」「争点は何なのか」が曖昧なまま国民は選択を迫られるという不可思議な選挙でしたが、それはともかくとして、この結果を受けてアベノミクス政策の基本路線が継続されることだけは間違いありません。

さっそくメディアでは、「衆院選の結果が今後の株価にどう影響するか」を予想し始めています。かくいう私も、連載でこのテーマを取り上げるよう編集部から頼まれたわけですが、正直言ってその答えは「わからない」です。

株価が将来どうなるかは、誰にもわかりません。選挙の結果を受けて一時的に株価が上がったとしても、もしまた北朝鮮がミサイルを発射したりすれば、選挙の影響を吹き飛ばすくらいの大きなインパクトを株価に与えることも考えられます。株は生き物なので、人間がいつ、どんなきっかけで病気になったり事故にあったりするかわからないように、株価の動向を正確に予想することは不可能です。

テレビや新聞で株価について語っているアナリストやストラテジストも、予想はしますが答え合わせはしません。自分の予想が外れても、別に責任をとる必要はないのです。そもそもこうした人たちは、金融機関に所属するサラリーマンであり、自分の会社の方針を決めるために業務として株価を分析しているだけ。株に投資している皆さんを儲けさせるためにやっているのではありません。予想の的中率で評価される競馬の予想屋とは、そこがまったく違います。

2012年の第2次安倍政権誕生から始まったアベノミクス政策によって、確かに株価は上がりました。民主党政権時代に8000円台だった日経平均株価はこの5年弱で2倍以上に上昇し、現在は21年ぶりの高水準となる2万1000円台で推移しています。あなたの周りでも、「アベノミクスのおかげでひと儲けした」といった噂を聞くことがあるかもしれません。だからこそ、今回の選挙結果を受けて、「今度こそ自分も株をやってみようかな」と考えている人もいるのでしょう。

しかし、そんなあなたは要注意。周りの雰囲気にあおられて株を始めるというのが、一番危険なパターンです。

そもそも2012年と今回とでは、状況がまったく異なります。当時の株価は底値でしたが、今の株価は最高値です。株で儲けるには、「安く買って、高く売る」が基本。もちろん、さらに株価が上がる可能性はありますが、ここから2倍になるほどの大幅な上昇があるかどうかを、少し冷静になって考えてみましょう。

なお、私が資産形成のアドバイスをする時は、お金を増やす手法として株式投資を単独で勧めることはありません。なぜなら先ほど言ったように、株は先の見通しが立たないからです。自分の叶えたい夢や老後の生活のために資産を増やそうとしているのに、そんな不確実なものに頼るわけにはいきません。資金に余裕のある人が適切なリスクをとってやるなら問題ありませんが、貯金もほとんどできていない人が、いきなり株で一か八かの勝負をかけようとするのは危険すぎます。ファッションだって、基本の着こなしも身に付いていない人が、派手なトレンドを安易に真似したら大失敗しますよね。素人が株に手を出すとは、そういうことです。

というわけで、私が誰かに「選挙の結果が今後の株価にどう影響するか」と聞かれたら、「株価を気にせずに暮らしていけるよう、備えることのほうが大事ですよ」とアドバイスします。自動貯蓄で毎月着実にお金を増やす仕組みを作り、浪費を控える習慣を身につけて、株価が上がろうと下がろうとびくともしない“お金の土台固め”をするのが先決ということです。

土台がしっかりしていれば、お金だけでなく心にも余裕が生まれます。株価の上下に一喜一憂したり、「あの時、この会社の株を買っておけば」と後悔したりして、余計なストレスを溜めることもありません。そもそもお金を増やすのは、「“安心”を手に入れたい」という理由が大きいはず。将来や老後が不安だからこそ、それに備えるために貯蓄や資産運用をするのですから、「株価が下がったらどうしよう」という不安のタネをわざわざ抱え込む必要はないでしょう。

とはいえ、今回の選挙結果を、こうして自分のお金について考えるきっかけにするのは悪くありません。ぜひあなたもこれを機に、「世の中の変化に左右されず、着実にお金を増やすにはどうすればいいか」を考えてみてください。

Text:Shotaro Kudo
Photo:Getty Images

株式会社クレア・ライフ・パートナーズ
代表取締役 社長

工藤 将太郎(くどう・しょうたろう)

日本生命にて、外資系金融機関(証券・銀行・投資顧問)や、私立大学を中心とした学校法人の確定拠出型 企業年金や、弔慰金制度などの福利厚生制度の構築に従事。 積極的に行ってきた不動産投資や海外投資、そして必要最低限の生命保険活用を通して、“マネーパズル®”や “ハイブリッドプランニング®”など独自のノウハウを確立し、2011年に株式会社クレア・ライフ・ パートナーズを創業する (2012年法人設立)。 2016年からは、国内外の不動産、金融商品情報提供、法人節税対策、事業承継・相続税対策や所謂プライ ベートバンク口座開設サポート(アジア地域・欧州)、海外法人設立サポート事業を手掛ける。 事業オーナーだけでなく、顧問先の企業社員や顧客を対象として金融教育事業にも注力している。

 

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