『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、ソラーロ生地のスーツの着こなし方について学びたいと思います。
LESSON 155 ソラーロ生地のスーツの着こなし方
晩夏にドレスアップを楽しみたいダンナにオススメするのが、ソラーロ素材のスーツです。イタリアでも人気の春夏素材で知られるソラーロは、強い日差しの下で光が当たると生地の表面がキラキラと玉虫色に輝くのが特徴で、他の素材とは異なる大人の色気が漂います。
しかし、かなり目立つ生地ゆえに、スマートに着こなすのはかなり難易度も高い。そこで今回は、モデルのヨハネス・ヒューブルからソラーロ生地のスーツの理想的な着こなし方を学びたいと思います。
ヨハネス・ヒューブルの着こなしのポイントは、ネクタイと靴の選び方にあります。コーディネートをよく見ると、涼しげなシルク製のブラウンのニットタイを合わせています。ベージュに近いソラーロの生地に合わせてトーン・オン・トーンでまとめているのです。
ソラーロ素材の独特な光沢感や発色を活かすために、Vゾーンは色を馴染ませてシンプルに仕上げることがポイント。白シャツを選ぶことで、清潔感&清涼感もアップします。そして足元もネクタイ同様に色を揃えてブラウンカーフのダブルモンクを合わせれば、ご覧のとおり、見事にバランスよくまとまります。
さらに、ソラーロを意識してサングラスにもグリーンのレンズと茶のフレームのものをわざわざ選んでいるあたりも流石です。ちなみに、初秋の景色や気候にもとてもよくマッチするソラーロ。ヨハネス・ヒューブルのようにダブルスーツを颯爽と着こなして、彼女や奥さまを格好良くエスコートしてレストランデートに出掛けてみてはいかがでしょうか?
Text:Satoshi Nakamoto
【ヨハネス・ヒューブルのように装うならこんなアイテムがオススメ】
クラシックな春夏スーツといえば、やはりソラーロ。本格的なナポリ仕立てのジャケットやスーツは、現代的なモダンさを程よく取り入れながらもナポリ特有の匂いを残しています。
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誰もが知るブランドのOEMや、オールハンドメイドのドレスシャツも手掛けている実力派マリア・サンタンジェロ。着心地は素晴らしく、一度着用するとヤミツキになること間違いナシです。
FERRANTE(フェランテ)のほんのりラウンドトゥな010ラストを採用したダブルモンクストラップシューズ「NILO」はヴィンテージカーフを採用し、ほのかにムラある発色が特徴の一足です。
SOZZI(ソッツィ)定番のシルクニットタイは発色の美しさと編み地の立体感に定評があるモダンクラシックな一本。ワードローブに多色で揃えるジェントルマンが多くいることからもその人気の高さが覗えます。