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干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ"

トラベルバッグの決定版!ファン急増中の高コスパブランドとは?

2017.9.6
2017.9.6

さらに使いやすくアップデートするために、試行錯誤を重ねています。

2012年の立ち上げからクリエイティブディレクターを務めているペッレ モルビダは、“旅の理想形”として知られる船旅を楽しむ大人たちをイメージしたジャパン・メイドのバッグブランドです。ちょうど独立のタイミングでお声がけいただいたのですが、できるだけ多くの人にお届けしたいという思いから、適正価格の上質な製品でいて、流行に左右されない普遍的なデザインを目指しています。ちなみに「ペッレ モルビダ」という名前は、イタリア語で“柔らかな肌(革)”の意味。ブランドの根幹となる素材が、オリジナルレシピの柔らかなシュリンクレザーであることから、そう名付けました。

メインのシュリンクレザーは日本有数の皮革生産地である姫路市の松原地区でつくっています。豊かな水に恵まれたこの地区は、軟水の水質で柔らかなレザーをつくるのに最適な場所。ここで専用のレシピに沿って丹念に下地を鞣し、乾燥後にさらに機械でバタ振りをすることで上品の味のあるシボ立ちを実現しています。これらの一連の作業は日本の四季に合わせ、それぞれの季節ごとに分けられており、約40日かけて仕上げます。上は処女航海を意味するスタンダードな“メイデン ヴォヤージュ”ラインのバックパック。カジュアル過ぎに見えないように、このシュリンクレザーで上品でリッチな風合いを加味していて、普段使いに便利です。

一方、下のボストンバッグは高級ラインの“マーレ”の品。曲線的なフォルムのため、容量に比べてすっきりとした印象が特徴です。素材には古くからタンナーの多い街として知られるイタリア・ピサのサンタ・クローチェ・スッラルノで1971年に創業したヌォーヴァ オーヴァーロード社の、型押しをなめらかで艶のある風合いに仕上げたレザーを使っています。こちらは一泊二日の出張用として使用していますが、なかなか使い勝手がよくて気に入っています。

ペッレ モルビダのバッグは、本当にいろんなことに目配せをしながらつくっているのですが、それでも長く使ってみないとわからないことも多々あります。だから自分でも、商品テストを何度もします。定番といえども、お客さまの声を聞いてアップデートすることもしばしば。引き手の金具の大きさや形状、荷物の出し入れのしやすさなど、あらゆる角度から検証することが大切だと考えています。例えば、耐久性のことを考えるとレザーは厚手のほうがいいけれども、軽さを求める人も多い。どこで折り合いをつけるのかはすごく難しいですよね。でも、買った人には喜んでもらいたいから試行錯誤の繰り返しです。でも、そうやって思索にふける時間もまた楽しいんですよね。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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