サッカーの試合連絡でカモフラージュ!
突然ですが、みなさんは合コンをたしなんでいますでしょうか?
自己紹介が遅れました。私は昼は一部上場企業に勤めるビジネスマンであり、夜は毎晩、合コンに時間とお金を投資している合コンアナリストのテツヤと申します。
本業に支障が出るので詳しくは申し上げられないのですが、毎日女性に囲まれるオフィスでバリバリと働いています。おかげさまで社内での評価も高く、同期の中では一番早く部長の椅子に座ることができました。
忙しい合間を縫って毎夜合コンにいそしんでいる私ですが、外見はこれといった特長もなく、イケメンの部類に入る人間ではありません。しかし、「どうすれば相手を喜ばせることができるか」という観点でトライ&エラーを繰り返して分析、全国津々浦々でABテストをして作り上げてきた珠玉の合コンスキルがあります。ビジネスにも応用できるものばかりですので、ぜひしばしの間おつきあいくだされば幸いです。
合コンの日程が決定したとき、もしあなたが司令塔(幹事)なら、ただ、指をくわえて、ボーッと時が過ぎるのを待っていてはいけません。大事なプレゼン同様、当日を迎えるまでに準備をすることはたくさんあります。
合コンは当然、楽しいものであり、楽しまなければいけないものです。しかし、私が重きを置く「顧客満足度」(女性を感動させる)の高い合コンを仕切るためには、その準備こそがものをいうのです。
その準備のひとつに、男性陣の士気を高めることがあります。合コンに臨む男性メンバーの間でしか、わかりえない「暗号」をLINEやメールでシェアするのです。秘密の共有がチームの絆を深めるのは、人間心理の基礎知識ですが、これを合コンに応用します。
そもそも、この暗号を使いはじめたのも、私の合コンチームが、社内のメンバーで構成されていたという事情もありました。合コンの連絡のやりとりが社内メールになることが多々あったので、誤送信や部外者ののぞき見などに対するリスクヘッジとしての側面から、暗号は発明されていったのです。
では具体的な表現に移りましょう。私たちは、男性のマジョリティがわかるサッカー用語で、合コン用語を暗号化します。早速ですが、問題です。
【クエスチョン1】
合コンは何と表現するか?
正解は、「試合」。これは、簡単に答えられた方も多いでしょう。応用編として、合コンを開催する店のことを、「試合会場」と呼びます。その流れで、「2次会」は「延長戦」です。
上記を踏まえた上での共有メールが、以下の文章です。
【原文】
今日、19時~恵比寿で合コンがあります。
2次会は21時~恵比寿で開催です。
【暗号文】
今日の試合は恵比寿です。キックオフは19時。
延長戦も21時~恵比寿です。
いかがでしょうか。無味乾燥な合コンの連絡が、ピッチに立つときを今や遅しと待ち構える前のめりな感情に変わったのではないでしょうか。秘密を共有したチームの間には、親近感の高まりと目的の共有が図れます。ぜひみなさんも試してみてくださいね。
おっと、今宵も試合の時間が近づいてきたようです。次回の合コンレッスンをお楽しみに。
Text:テツヤ
合コンアナリスト テツヤとは?
女性に囲まれた一流企業で働き、昼と夜の顔を使い分ける男。学生時代から現在までの合コンの経験は数千回以上。「合コンを制するものは、ビジネスをも制す」をテーマに、現在も真摯に合コンという打席に立ち続ける。世代を問わない女性とのコミュニケーションの経験から、女性に向けた独自の恋愛コミュニケーション論を確立。テーマは恋愛リスクマネージメント。幸せを掴むためのリスクヘッジを伝授する活動も行う。