女慣れが一番の近道
御機嫌よう。恋愛中毒JAZZシンガー「ぺぺ」ことRIKAPEPEです。
紫陽花が満開ですね。この季節らしい雨粒に濡れたお便りが舞い込んできましたよ。
JAZZというのは、男女にまつわる恋愛のストーリーがほとんど。男と女の歌を扱うのですから、酸いも甘いも人より多めに気絶して参りました。この連載では、ぺぺが毎回読者の皆様からいただいた恋愛相談に対して、JAZZシンガー目線のユルっとした恋愛アドバイスと共に、ちょっと元気が出るJAZZナンバーをご紹介してまいります。
さて、第二回目のご相談は
「男です。この歳まで彼女が一人もいないまま来ました。
この先も彼女が出来ないかと思うと憂鬱な毎日です」
という32歳男性からのお悩みにお答えします。
ぺぺさん、はじめまして。
32歳まで彼女が一人も出来なくて来てしまった童貞男です。ここまで来ると正直彼女はできないんじゃないかと思ってしまいます。 その理由として、今までまともにデートなどしたことがないため、どういう風にデート等に誘えばいいか分からないし、そもそもデートでどこへ行けばいいかよく分かりません。仮に運よくデート出来たとしてもどういう風にリードしていけばいいのかが全く分かりません。教えてください。
（M助 会社員 男性 32歳）
お便りいただきありがとうございます。このご時世に婚前性行為を避けてこられたなんて、鋼の様な精神をお持ちの方なのですね。決して羞じることではございませんよ。さて、ちょっといきなり質問ぶつけちゃいます。
「M助さんは彼女っていう存在が欲しいの？それとも恋愛がしたいのかな？」
32年間も貫いてきた武士道、その精神を曲げるということは何かきっかけがお有りだったとお察しします。ぺぺには「恋愛無しで生きる」という選択肢が無いので、ある種尊敬の眼差しなのですがね。さて、いただいた文面から勝手に推測しました。未だお相手がいないのにデートの妄想までされておりますので、「彼女アリ」という安心感を手にいれたいのかしら？女性でいう、そろそろ婚活しとかなきゃ！という焦りってやつですかね。でもね、彼女が出来たからって夢の様な毎日が待っている訳ではないのですよ。うふふ。
しかしながら、人生は待ってはくれません。M助さんの為にも今回は緊急性が高いとみましたので、時短でスキルアップしていただく荒治療をご紹介します。恋もせずに死ぬよりは、少々悪に手を染めながらもM助さんの背中を押してみたいと思います。
まず、「OJTとして、本気で好きな女を作りましょう」
※OJTとは、日常の業務につきながら行う教育訓練(On The Job Training)
恋愛の醍醐味はやはり「人を愛すること」ではないでしょうか。ぺぺも結婚願望が無い訳ではございません。だけど、惚れた男に好いて好かれればいいのです。M助さんにも是非一度は恋の味を味わっていただきたいです。また、現実的なお話しをしてしまいますと、お付き合いした末に浮気等されて捨てられる可能性もあります。しかし、それも人生。怖がっては恋はいっこうに始まりません。まずは惚れた女に想いをぶつけるのです。そこから始まるのですから。
さて、お次が荒治療
「OFF-JTとして、セフレでもプロでも好い。とりあえず女に馴れましょう」
※OFF-JTとは、通常の仕事を一時的に離れて行う教育訓練(Off The Job Training)
そうですね、大本命の彼女を確実にゲットするためにも、OFF-JTで女に慣れようか。とりあえず一回誰かと寝てみよう。できれば年上のお姉さんがいいかもしれません。今まで経験が無いことを素直に相談してみると、「なんて可愛いのかしら」と本当の恋愛に発展する可能性もあるかもしれません。OJTで手も足もでず、「もう恋なんてしねぇ」とハートブレイクするより、まずは何かと経験をしてみることをお勧めします。
今回は時短で確実にスキルアップをテーマにお答えしました。
ぺぺでお役に立てましたかな？
そんなあなたにおすすめの一曲はこちら。
あなたが恋をした瞬間、ハリケーンに襲われたようにこんな気持ちになることでしょう。まずは曲を聴いてみるべし。では、次のナンバーでお会いしましょう。艶ュー（アデュー）！
◼︎おすすめJAZZソング：
『Beautiful Love』 1931(Haven Gillespie / Victor Young) Tera Johnson
【和訳】
美しい人、貴女こそまさに謎の女そのもの。僕に一体何をしたのですか？今まで僕はのほほんと暮らしてきました。貴女の歌にこの魂が打ち震えるまでは。
僕は行く宛てもなく彷徨っている。貴女に愛される、永久の楽園を夢見て。貴女だけがこの旅の道しるべです。美しい人、僕の夢は叶うのでしょうか？
Photo：Yoshihiro Kamiya
Text：RIKAPEPE
Edit：栗P
RIKAPEPE
自らを「シネマ女優JAZZシンガー」と名乗り、映画の中で歌い演じる往年女優のスタイルを表現。CM、イベント出演の他、オーダーメイ ドスーツブランド「SUITBAR」とコラボし衣装デザインをおこない、「ストリートでクチュール(仕立て服)を気軽に愉しむ」「ストリートクチュール」の提案も開始。自身のエンターテイメントJAZZバンドでは、「何処にも実在しない、何処でもない場所」にて開催されるキャバレースタイルのJAZZエンターテイメントを発信中。
【HP】
rikapepe.jp
【instagram】
https://www.instagram.com/rikapepe/
