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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
干場の「エコラグ」

第181回 とにかく楽チンなボリオリのニットジャケット

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

テーラードの美しさに 店頭でひと目惚れ

2014年にミラノで第1号店をオープンしてトータルコーディネイトを楽しめるようになったボリオリですが、その翌年には東京・丸の内に路面店をオープン。このエピソードからもボリオリが、いかに日本のマーケットを大切にしているかがわかりますよね。このニットジャケットはオープン時に購入したものです。当時はちょっとブームだったこともあって、この手のジャケットをいろいろ試してみたんですが、テーラードがきれいなタイプがあまりなかったんですよね。どっちかというと、カーディガンの延長みたいな感じのばっかりで……。

ところが、ボリオリの店頭をチェックしたら、いままで見たことのないようなニットジャケットがディスプレイされている。パッと見は、ほとんど普通のウールジャケットですよね。ラペルまで立体的な仕立てになっていて、本当に見間違えるぐらいの出来栄えでしょう。で、試着してみたらミラノリブで、すごく動きやすい。ずっと、こういうのを探していたんですよ。カーディガンみたいなのって、どうしてもリラックス感が強くなってしまって、着られる場面も限られるじゃないですか。同じカジュアルでも、これならもっとシャープな印象で着こなせるかな、と。

インナーはタイドアップでもいいと思うんですが、ジャケット自体の柔らかさを考えると、洗いのかかったシャツにニットタイなんかがバランスがよさそうですね。僕はもっぱらTシャツ党。2〜3年前からカジュアルなシーンでは、そういう組み合わせが多くなっています。ボトムスは黒の細身のパンツなんかで、少しモードっぽい感じに仕上げることが多いですね。とにかく着ていて、とても楽なのが魅力です。

ただね、ちょっとフィットし過ぎるところが難点のような感じもしているんです。もちろん、ニットジャケットなんで伸縮性があるし、なんの問題もないといえば、そうなんですけど……。僕みたいな痩せ型の体型だと、体がより貧弱に見えるような気がしてしまって。これはいうまでもなく、このジャケットが悪いわけではありません。でも、気になってしまったら、次第に手に取る回数が減ってしまって、なかなか着ることがなくなってしまいました(苦笑)。体を鍛えて、カッコよく着こなせるようになるまで、とりあえず休ませとこう、と思っています。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。







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