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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 昭和なアニキのアニ散歩

第38回 リーバイス519のピケパンツと「おもちゃのふくしま」の駄菓子

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昭和な団地で駄菓子を食べながらやりたかったこと

高校生の頃から大好きなリーバイス。このピケ素材の519は、リーバイス ビンテージ クロージングというライン。古き良き時代のモデルを忠実に再現しながら、絶妙にモディファイしている逸品だ。正にスマフォーなダンナに履いて欲しい大人のリーバイスなのだ。

テーパードした細身のパンツは、ニットとコンバースで、サラッと合わせればいい。普通でいいのだ、普通で。ニットの下から白いサーマルをちょい見せすると、こなれて見える。

履きなれたリーバイスで、赤羽駅から歩いて数分の桐ヶ丘団地へ散歩してみることにした。ここは都内最大級の昭和なマンモス団地で、時が止まった商店街がある。

ほとんどの店のシャッターは閉まり時がゆっくりと流れている。

おおっ!!突然現れたおもちゃの手書き看板。

俺の大好きな10円ゲームがストリートに。

マジか?現役で今も遊べるとは……。ミュージアム級のスタンドスタイルなTVゲームで興奮マックス。

ヴィンテージすぎる。残念だが俺は幼稚園児ではないので乗ることを諦めた。

おもちゃ屋かと思いきや、店内は駄菓子パラダイス。一瞬にしてバック トゥ ザ 小学生だ。

さくらんぼ味をよく食べたが、シャンペンサイダーが今の気分。

あの頃、毎日学校帰りに食べていた、大好きな餅太郎。ピーナッツが少し入っているところが憎い。

膨らませたなあ~どうするってことはないがそれだけで楽しかった。

気絶すぎる!公園で飛ばしまくったなあ~

パッケージもあの頃と変わらない。

銀玉鉄砲は、やっぱりワルサーP38だな。気分はルパン三世ってことで買うしかない!

マイセレクト駄菓子を食べながら、この飛行機を飛ばしてみたくなった。

「おもちゃのふくしま」には駄菓子だけでなくヴィンテージ級のソフトビニール人形も展示してある。俺が大好きだったミラーマン。

キカイダーに、ライオン丸まで。

GI JOEが懐かしすぎる。

タミヤのミリタリープラモデルも作りまくった。

俺は、餅太郎ときなこ棒を食べながら、こいつを40年ぶりに飛ばしてみた。クルっと大きく一回転して青空へ。

大人になっても好きな事を、心から楽しむ気持ちだけは忘れたくない。

小学生の頃の俺が、今の俺を見て「ちっとも変ってねえなあ~」と笑っているような気がした。

リーバイス ビンテージ クロージングの519。ピケ素材の5ポケットパンツはデニムとは一味違った上品な着こなしができる。古着にはない現代的で細身なシルエットはニットからジャケットまでトップスを選ばない。オフホワイトと2色買いしたヘビロテな1本。

Photo & Text:Eiji Katano

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今回のアニキおすすめの店

「おもちゃのふくしま」
東京都北区桐ヶ丘1-9-1-9
Tel. 03-3907-0694
営業時間  10:00~19:00
定休日 水

プロフィール
片野英児(かたのえいじ)
1968年生まれ。昭和とメンズ服飾を愛してやまない48歳。小誌編集長の干場(ほしば)がアニキと呼んだことから、いつしかアダ名がアニキに。趣味は、スナックで昭和カラオケ。呑みすぎると、歌いながら、なぜか干場と泣き合う熱き男。好きな場所は軍艦島とイタリア。プロレスに行くと、なぜかマスクをかぶって観戦したくなってしまう。



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