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ベントレーのEV、ダイヤのロールスロイス…ジュネーブの新作フラッシュ

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買い替えサイクルを見越したクルマ選び

ファッション業界ほど短期間にトレンドが変わることはありませんが、自動車業界も昔に比べればそのサイクルが早くなりました。ご自身が所有されているクルマがマイナーチェンジを行えばなんとなく古臭く見えてしまう・・・・・・なんてことはよくあるケースかも知れません。

というワケで今回は「時代をちょっと先読みしながら買い替えサイクルを見通したクルマ選び」と題しお届けできればと思います。

10年後を予想するのは難題ですが2~3年後ならそう難しい問題ではありません。各国で行われるモーターショーに出展されるコンセプトカーを見ればある程度の動向と次期モデルが予想できます。

直近の話題といえばジュネーブモーターショーですが、英国ラグジュアリーブランドの双璧を成すベントレーは「BENTLEY EXP 12 SPEED 6e CONCEPT」を発表。このコンセプトカーは同社初のEVモデル。じつにカッコイイと思いませんか?

とかくエコカーといえば変に未来的なデザインを狙いがちですが、ベントレーのそれはごく自然に受け止められます。このデザインが2015年に発表された「EXP 10 Speed 6」に似ていることもありますが、クルマにタイヤが4つあって複数の人間を乗せ、もしもの事故に対応するクラッシャブルゾーンを設ける限り劇的な変化は訪れません。

 

ひと目見てベントレーと分かるフロントグリル、特徴的なクラシックライン、技術的進化による機能性に溢れたデザイン。普遍性と先進性を見事に具現化しています。年内に発表される予定の次期コンチネンタルGTへの期待感が高まります。

一方のロールス・ロイスですが、こちらは新型ファントムやSUVのカリナンは登場せず、今回のジュネーブではオートクチュールの世界観をアピール。出展されたファントムはある意味究極のモデルで、なんとダイヤモンドを粉砕して顔料を作りボディカラーに採用しています。

インテリアはレザーやウッドよりシートバックに採用しているテキスタイル、モノトーンのタータン(スチュワート)にご注目を。ファッション的には既にお馴染みですが、本来はスコットランド地域社会の氏族や一族、地位や身分などを現すもの。

 

最後の話題はメルセデスAMGが創立50周年を記念し新規開発した4ドアモデルの「Mercedes-AMG GT Concept」です。

パワーユニットは4リッターV8ターボエンジンとモーターを組み合わせたハイブリットでシステム出力600kW(816ps)のモンスターマシンです。で、このことから分かるのはメルセデスAMGの独自ラインがさらに発展するということ。

個性的な輸入車といえども買い替えサイクルは3~5年といった車検に応じた方々が多いと思います。動産で印鑑証明が必要なのはクルマぐらいでしょうし、決してお安くない買い物だけに確かな目を養いたいものです。

今回はサンプルとして話題のモデルを取り上げましたが、魅力的なモデルはクラシック(安らぎ)とモダン(高揚感)が絶妙にバランスしていることも覚えておいてください。

Text:Seiichi Norishige

■Introducing the Bentley EXP 12 Speed 6e Concept | Bentley



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