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コレが最後の自然吸気エンジン搭載車!

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『Ferrari 812 Superfast』発表

イタリア流にならい❝マラネッロ発❞としますが、2017年2月16日 付けのリリースでフェラーリは新型12気筒エンジンを搭載したグランツーリズモ「フェラーリ812スーパーファスト」を発表しました。ワールドプレミアは第87回ジュネーブ国際モーターショー(現地開催期間:2017年3月7日~19日)。

 

同社いわく❝強力で最速のフェラーリ❞であり、1947年に始まった V12エンジンシリーズ70年の節目となる重要なモデル……という位置付け。また同時に、コレが最後の“自然吸気エンジン搭載モデル”となるようで、後継モデルにはハイブリッドが採用されるとのウワサです。

搭載する6.5リッターのバンク角65度のV12エンジンは、最高出力800 cv(588kW/799.5ps/788.5hp)/8500 rpm、最大トルク718 Nm/7000 rpmを発生。ちなみに3500rpmで最大トルクの80%を得られるエンジン特性とのこと。パフォーマンス的には最高速度340 km/h、 0-100 km /h 加速2.9 secを誇ります。

車名の数字「812」は最高出力とシリンダー数の組み合わせ。つまり800cvの12気筒エンジンを意味します。直近の過去モデルでは612スカリエッティがそれに当たります。ちなみにミドシップの488は1気筒あたりの排気量がその由来。

スーパーカー世代のオヤジ(ワタシのことです)はドンブリ勘定で❝馬力❞と感覚的にインプットされていますので、kWやNm表示だけでもアタマがフリーズしかけるのですが、cvとなるとさらに混乱します。おまけにランボルギーニの公式リリースはHP表記。風吹裕矢じゃありませんが思わず「うおお――っ! 」と叫びたくなります。

トピック的にはフェラーリ初の電動パワステの採用があります。同社が特許をもつサイドスリップコントロール(SSC)は5.0へ。またバーチャルショートホイールベース(PCV)と呼ぶ後輪ステア機構も2.0へとバージョンアップしています。

ファストバック調のデザインはフェラーリも認めるところなのですが、多少は物議を醸すことでしょう。スーパーファストの車名(フェラーリ 500スーパーファスト1964年~1966年)を復活させたわりにはインテリアは現代フェラーリのそれであり、クラシックな趣はありません。

しかし、それでも最新のフェラーリはあらゆる意味でクルマ好きを楽しませてくれます。収入がどうのこうのとか、庶民には……、なんてことはまったく関係ありません。フェラーリはフェラーリ。永遠のカリスマなのですから。

さて、いつものように最後は動画で締めくくりたいのですが、毎度のイタリアン・ジョブらしく公式動画がありません。無論、追加されるでしょうが、今回はカモフラージュ版でお楽しみください。

Text:Seiichi Norishige

価格:未定

フェラーリ・ジャパン
0120-325-408(フェラーリ・コンシェルジュ)

■2017 Ferrari 812 Superfast (F12 M) spotted testing at Fiorano Racetrack! V12 SOUND!



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