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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

ニットに特化した 注目の新ブランド

フジテレビ系列のテレビ番組『にじいろジーン』はご覧になったことがありますか? 僕はあの番組で家族を素敵に変身させるコーナーに、10年間出演しているのですが、いつもどんな服を用意するのかで悩むんですね。で、ちょいちょいいろんなお店をのぞくわけですが、このニットジャケットはタカシマヤのメンズセレクトショップ、CSケーススタディで見つけました。このお店、意外に知られていませんが、昨年でオープン15周年。大人の男性にふさわしいスマートな服が揃っているんですよ。

で、タグを見てみると「Wheart(ワート)」とある。なにやら聞きなれないブランドだなあと思っていたら、それもそのはず2016年秋からのスタートなんだそう。聞けば、人気のジャパンブランド、kemit(ケミット)からのスピンオフとのこと。これは断然、興味がそそられます。というのもデザイナーの松村健氏が手がけるkemitは、日本人にとってのベストサイズを追求し、そこに厳選した素材やひねりのあるディテールを加えて独自の世界観を築いているブランド。セレクトショップを中心に玄人筋に静かな人気を呼んでいるんです。で、Wheartは、その松村氏が得意なニットに特化してスタートさせた新ブランドだったんですね。

ニットジャケットはこの少し前にクルチアーニで2着買ったんですが、着てみたらもう少しテーラードっぽい感じのほうが僕には合うかなあと思って、なんとなく探していたんですね。その点、これは段返り3ボタンでちゃんと胸ポケットもある。ウール製で、目が詰まっていてきちんと見えるんです。クラシックな雰囲気があるというか。あとクルチアーニのそれはタイトフィットだったんですけれど、こちらはリラックスしたサイズ感がちょうどいい。もちろん、日本製の繊細なニッティング技術でつくられているというのも購買動機になりました。

いろいろコーディネイトを試してみましたが、この手のジャケットにはドレスシャツはあまり似合わないんですよね。だからタイドアップすることはほぼありません。シャツを着るなら洗いざらしのカジュアルなものとか、あとはTシャツを合わせることが多いですね。ボトムスは2プリーツのネイビーパンツ。裾丈を少し短めにしてスリップオンを履くのがいいんじゃないでしょうか。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。



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