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FASHION

第26回 奥様に譲る覚悟で エルメスのロカバール
シニアエディター ヤナカの「こじラグ」

2016.12.21
2016.12.21

ナデージュ・ヴァンへ=シビュルスキー(覚えられない…)に影響されて

自分が本当にイイと思う、一流品を買い集めていたら、無類の服好きが集まっているはずの編集部内でも「買い方がおかしい」「こじらせてる」と。自分じゃ、至極普通だと思っていたのに…。ホントにこじらせてるのか確認すべく、自分が買ってきた愛しい服達を紹介していく企画「こじラグ(※こじらせラグジュアリー)」を始動させます。これがお買い物の参考になるかは分かりませんが…、世の買い物ジャンキーたちを安堵させられたら本望なのです(笑)。

さて、第26回めはエルメスのロカバール。タッセル付きのケープです。冬のスタイルが大好きなので、豪華なコートをたくさん買ってるのは既にご存知かと思うんですが、じつは僕、暑がりなんです……。歩くとすぐにポカポカするし、暖房効いた電車とかビルとか入ると暑くて汗をかいちゃう。だから、すぐにアウターは脱ぐんですが、その行為って意外にメンドくさい。電車なんか特に長くは乗らないし、すぐ外に出て、また寒い思いをする。なので、じつはコートを着るより、大判のストールを羽織ってる方がナンボか楽なんです。

てなわけで、得意のカシミアで大判、しかも厚手でボリュームあるものをいつも探し求めているんですが、なかなか出逢えない。大判でも薄手だったり、厚手だけど肌触りに納得がいかなかったり…。要は、ずっとモヤモヤしていたわけです。

そんなときに、異国フランスで開催された2015-16AW ウィメンズパリコレクション。あのエルメス(Hermès)が、クリストフ・ルメールの後任として、新アーティスティック ・ディレクターにナデージュ・ヴァンへ=シビュルスキー(Nadege Vanhee-Cybulski)を迎えるってことで、どんなコレクションを発表するのか楽しみに観ていたんです。このヒト、滅茶苦茶センス良さそうだし。すると、そこでは馬用ブランケット"ロカバール"のボーダー柄を巧みに取り入れたアイテムをたくさん発表してたんですね。

©GettyImages

それを見るなり、頭の上に電球が浮かび上がり、ピッカーンと点灯! 「俺の探し求めていたのは、ロカバール、君だぜ」ってな感じで、翌日にはエルメスへ足を運んでいました。

店頭でスタッフさんに伺うと、例の黄色ベースを筆頭に、赤、ネイビー、新色のグレーなどのカラーがラインナップされているそうなんですが、そもそも日本への入荷は少なく、簡単には手に入らない模様…。他店には在庫があるかもしれないが、キープがかかっている可能性もあるし、もしフリーでも取り寄せる以上は購入が基本。実物見てないものを買う前提で取り寄せるのはリスクが高く、二の足を踏んでいると、特例で商品を見てから購入するかどうかを決めていいとのこと。コツコツといろいろ買ってきた甲斐がありました。ってことで、ネイビーを取り寄せていただくことに。

それから待つこと、約一週間。その間に寄れる店舗に行ってみては各在庫を確認。例の黄色と赤は候補外として、新色のグレーとはどんなものか確認したかったんですが、出逢えぬまま入荷連絡を受け、いざ店舗に行ってみると、ほぼ同タイミングでグレーが入荷。OH! ラッキー。比べてみると取り寄せていただいたネイビーの方が素敵だったので、これまたお得意の清水ダイブで、購入へと相成りましたとさ。

でも、正直これは奥様との共用っていうのが目的なんですよね。以前も書いたと思いますが、クルマで出掛けるときもアウターを着たり脱いだりするのってメンドくさいですよね。クルマの中はポカポカだからコート脱いでるけど、ちょっとサービスエリアでトイレってときに再度着たりって。そんなときにサラッと羽織れて重宝するし、ケープならお腹が大きくなったときも気にすることなく使えますからね。我ながらイイ旦那だわ。

なんて言いながら、いつもハット被ってる自分がいざ羽織ってみたら、ドンタコスみたいになったのが恥ずかしくて、権利を譲る決意をしたとは誰にも言えません……。

 

 
 
「うれしい、もうすぐ、ドンタコスが食べれるぅ〜」って、誰がムーチョ グラシアスだっ(笑)!

Photo:Ko Maizawa
Text:Ryutaro Yanaka

『FORZA STYLE』シニアエディター
谷中龍太郎

さまざまな雑誌での編集、webマガジン『HOUYHNHNM』編集長を経て、『FORZA STYLE』にシニアエディターとして参画。現在までにファッションを中心に雑誌、広告、カタログなどを数多く手掛け、2012年にはニューバランス初となるブランドブックも編纂。1976年生まれ。

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