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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 干場の「エコラグ」

第140回 エンメティのライダーズジャケット

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

あまりに気に入ってしまい 黒と茶、2着同時の大人買い

これは、まだ暑い最中の今年の8月に買いました。周りからは、早すぎると言われたのにも関わらず、2着同時の大人買い(苦笑)。でも、それぐらい感動しちゃったわけですよ。驚くべきは、そのプライス。正直、10万円ちょっとで買える、そこそこのクオリティのライダーズジャケットはほぼないと思っていました。でも、これは一着10万台前半。いわゆるラグジュアリーブランドでこの手のレザーものを買うと、だいたい50万円前後ですよ。すると、この差はいったいなんなのでしょう。かなりのお買い得だと思いますよ。

襟元・袖口のドットボタンがポイントになる以外は、極めてシンプルなデザインです。なのに、ちょっとセクシーな雰囲気もあるんですよね。ナッパレザーはきめ細やかで高級感があり、レザー特有の重さをほとんど感じさせません。ほのかな光沢があるのも気に入っています。あと、すっきりとした見た目からは全然わかりませんが、ポリエステルの中綿が入っているんで、寒い時期でも大丈夫。真冬でもちゃんと着られます。

エンメティは1965年にフィレンツェ近郊の町ヴィンチで、毛皮を使ったファーコートとファージャケットの工房として誕生したブランドです。ブランドコンセプトは“エレガンテ・スポルティーヴォ”。スポーティでありながら、エレガントなスタイルという意味なんですけど、イタリアのブランドはこういうのがやっぱり上手いですよね。ほどよくラグジュアリーな感じの演出も忘れないですし。

実際に着てみると、すごくよくできているんですよ。言葉で上手に伝えられないのがもどかしいのですが、Tシャツの上から着たときの袖裏のアタリ感だったり、袖口を開けたときの表情だったり、ダブルジップに襟越しの高さまで、すべてのバランスがいいんです。レザーも本当にきれいですし。

普通、黒と茶の2着あったら、着る機会が多いのはどちらかに偏ることが多いんですけど、これはどちらもよく着ていますね。まさにヘビーローテーション。でも、あるとすれば茶は少しソフトな印象に見られたいときに選ぶことが多いですね。コーディネイトはハードにならないように、デニムではなくスラックスが干場流です。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。



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