お酒とは終わりなきロマンティックな旅である
こんばんは365日もれなく酔いしれている編集makikoです。
先日の星のや富士で干場編集長が持参されたバーボンをしこたま飲み、ろれつが回らない口調で「私が一番酒が強い」と豪語し、それ以来(?)酔いどれキャラになってしまいました。
いやはや、とはいえ、私は100%九州の血を引いているが故、そんじょそこらの男性よりお酒が強いのは言うまでもございません。
さて、専ら愛してやまないのはワインをはじめとした葡萄由来のお酒でして、「カクテルなんぞ女子どもが飲むものでしょう」なんて思っていたのですが、そんなことございませんのね。
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先日出張て訪れた沖縄のバーにて、「とにかく酔えるお酒をくださいまし!」ととんでもない頼み方をしたのです。「かしこまりました」と早速カクテルグラスに手を伸ばすバーテンダー。
そのとき、寡黙で無表情な彼の目の奥がキラリと光ったのを見逃しませんでした。
怪しいシルバーのマシーンを手に取ると、なにやらもくもくと煙をグラスに封じ込めて・・・キャンプファイヤーのような香ばしい香りがふんわりと鼻腔をくすぐり・・・(あの星のや富士での泥酔の悪夢が頭をかすめ)。
「お待たせいたしました」
目の前に運ばれてきたのは一杯のマティーニ。
「あらありがとう(本当にこんなので酔えるのかしら)」とグラスに口づけ、ゴクリ。
「んまぁ!美味しい!この香ばしさはなに?これってマティーニの燻製!?だめ、こんな香りの殿方がいたらついよろめいてしまうわ…」
もはや自分でも訳のわからないことを口走りながらあっという間に、完飲。
ドライマティーニの角をスモークがふんわり丸くしてくれる・・・そんなミラクルなケミストリーを飲み干しました。
あっ、このスモーキーマティーニが飲めるのは、ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートにあるバー「WAVY」だったような・・・。酔いしれちゃって混沌しちゃった、ふふ。
また、ね♥
photo & text : makiko yamamoto