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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine

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その中にちょっと目を惹く女がいた。年はぼくより一回り上に見えたが、なかなかいい女だと思った。ぼくらが到着した時には彼女はすでに出来上がっていて、見ず知らずのぼくに「お酌をしろ」と要求してきた。

顔を近づけて話してきたときに酒臭かったので、最初はなんだかなーと思ったが、よく見ると美人だ。しかもいい体をしていた。ウエストはヒモで縛っているんじゃないかというほど細い。

同僚の人が彼女を指さし、こう見えて超有名大学を出たエリートだと言った。すると本人は、いつも男にフラレてばかりと嘆いた。美人でいい体をしているのに、それでいて、もし本当にフラレてばかりだとするなら、たぶん酒グセが悪いからではないかと思ったが、余計なことはいわないほうがいい。ぼくはふんふんと聞きながらお酒の相手をしていた。

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©gettyimages

そうこうするうち、たしか夜の10時頃だったと思うが、公園の照明が全部消えた。ぼくはこの公園に来たのが初めてだったので知らなかったが、いつもその時間になると消灯されることになっていたらしい。



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