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鬼龍院志摩の「オトナのホテル研究ノート」 ~文豪も愛した、ホテル六本木~

2016.12.12
2016.12.12

志賀直哉、田中康夫の小説の舞台にもなった「艶」のある宿

鬼龍院志摩と申します。

私は大人のホテルに非常に興味があります。幼い頃から近所の山の上のお城のような建物に憧れ、学生時代はバイト代をはたいて写真集を買いあさり、大学卒業後はライターをやりながら大人ホテルで副業をして、今日に至ります。

幸運なことに、仕事では大人ホテルの記事を書く機会に恵まれ、あちこちのホテルを取材してきました。ホテルへ行くたびに、その独特な存在感に魅了されます。大人ホテルにはセクシャルさだけではなく、ユーモアとつかの間の癒しと、それからそっと置かれた気遣いが詰まっています。そんな大人だけの楽園!を、フォルツァスタイル読者の方々にご紹介すべく、伊豆の山奥から出て参りました。

エレガントでノスタルジックな六本木の老舗ホテル

鬼龍院志摩の大人ホテル探訪記、記念すべき第1回目は「ホテル六本木」。

地下鉄六本木駅から徒歩約5分と、アクセスは良好。外観はアンバーのタイル張りで、飾らない佇まいからは気品を感じます。

駐車スペースは8台分

駐車はポーターにカギを渡してお任せ。この日はベンツが止まっていました。さすが六本木。

入口は2か所。門をくぐるとすぐに外界から遮断されます

ラブホテル街を散策していると、同じカップルに何度かすれ違う事があります。どこのホテルも満室なのかと思いきや、様子を伺うと大抵は人目を気にしてホテル自体に入れない、ウブなお二人だったり。ホテル六本木は周辺の建物と調和しており、門をくぐればすぐに人目につかなくなるので、シャイなカップルにはもってこいの環境なのでは。

入館すると飴色の照明の広々としたエントランス。所々に絵画や彫刻が飾られており、上品な印象をうけました。

落ち着いた空間
待合スペースもしっかりと区切られていて◎
お部屋はパネルで選び、奥のカウンターで鍵を受け取る

カウンターは半対面式。女性スタッフさんの対応が丁寧で暖かく、嬉しかった!

この日お話を聞いたのは支配人の谷崎さん。お忙し中でのご対応に感謝です。さっそくお部屋を見せていただきました。

まずは同ホテルで人気のお部屋、401号室へ。

しっとりつややかな和風のお部屋
畳のくつろぎスペースとお庭がある

同ホテルに取材をお願いした理由の大きなひとつは、こちらのお部屋があったから。今まで数々のホテルを取材してきたけど、こういう高級感ある和風のお部屋って珍しいのです。栗原Pにも「こんなぴしっとしっとりした和のお部屋はなかなかないんです!!」と力説し、若干困惑した顔をされました。でもほんとそうなの! 和風のお部屋って「花魁」って感じだったり、ちょっと現代風にアレンジされてて、それもまた良いけど、セクシーや色気、ではなく「艶」のあるお部屋って貴重なの!!

うーん、小雨が似合いそうなお庭

上質な和風のお部屋をお持ちのホテル六本木は、昭和56年創業の老舗ホテル。「煌びやかなネオンも、カラオケやゲームなどの設備は一切置かず、お客様が時間を忘れ、ゆっくりくつろげる空間を大切にしています」と支配人の谷崎さん。遊びを知り尽くした紳士淑女が、二人の時間を心行くまで堪能できる、老舗ならではの美学を守り続けています。また、同ホテルは志賀直哉の「小僧の神様」や田中康夫の「なんとなくクリスタル」の小説の舞台にも使われており、文化人の感性にも響いているんだなあ。

老舗のホテルで気になるのはお風呂やお手洗い等の水場ですが、同ホテルは2008年に一部リニューアルし、また隅々まで清掃が行き届いているため清潔感がありました。さすが。

充実のアメニティグッズ
精算はお部屋にて

しみじみ素敵なお部屋でした。照明や灰皿等の小物1つ取っても絵になったし、やはり畳や障子のあるお部屋は、日本人にとって癒しの空間。のんびりできますきっと。

ファンタジックな洋室も良いんです

もう一部屋、是非とも見せてもらいたいお部屋が203号室。

こちらはなんとも甘やかな
洋風のお部屋

おとぎ話に出てくるお城の一室を連想させる203号室。外国のお姫さまってカーテン付きのベッドに寝てるじゃないですか! これは女性の皆さん、わっと血が湧き上がるのではないでしょうか。

ステンドグラス風の窓と照明、壁紙。ファンタジックだあ
縦で見るとこんな感じ

 

ベッドから見たお部屋

甘やかなのにどこか落ち着いた雰囲気は、やはり老舗だからこそ出せるもの。ひとつの空間にもりもり飾り付けるのではなく、凝った造りながらも、シンプルな形の関節照明を置いている所などに、同ホテルのこだわりを感じました。

それともうひとつ、こだわりを感じた部分。それはルームサービス。同ホテルはキッチンがないため、お食事は全て出前を取るのですが、そのお店が叙々苑や麻布のうなぎ屋・宮川などの有名店。リラックスしながら味わう有名店のお料理は、普段と全然違う美味しさに違いない!

浴室は明るくて清潔。こちらはバブルバス機能がついています

日常を忘れ、愛しい人と緩やかな時を過ごせるホテル六本木。大人のホテルとは、まさにここの事を言うのではないでしょうか。スマフォーの皆様、機会があれば是非一度足を運んでくださいませ。

Photo:Tatsuya Hamamura
文:鬼龍院志摩

【問い合わせ】
ホテル六本木
東京都港区六本木7-19-4
03-3403-1571
http://www.hotenavi.com/roppongi/index.html

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