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似合う1本が見つかる!40男のメガネ選び

あなた史上最高を見つける!VOL1.ソラックザーデ編

2016.12.14
2016.12.14

顔に合わせて“サイズ”が選べて、男の印象度がグッとアップ!

メガネを買いに行って「あなたの“サイズ”は……」と言われたことはありますか? 東京・原宿にある「SOLAKZADE(ソラックザーデ)」は、デッドストック(未使用)のヴィンテージサングラスとメガネの専門店で、1960年代までのメガネを2ミリサイズ刻みで常時所有。今回モデルになった渡辺剛さんの顔を見て、「渡辺さんの黒目と黒目の距離は61ミリ、鼻柱の付け根から耳の位置までは115ミリ」と、目測で瞬時に判断するほどのプロフェッショナル具合。「サイズが合うとキリッとした表情になります」という山崎リコさんと岡本竜さんに、「40男の本当に似合うメガネ」を選んでいただきました。

顔のサイズより大きめのメガネで、可愛く甘い表情になっていませんか?

「50年代から60年代後期のメガネ屋は、みんな目視でサイズを測っていたんですよ」と言うのはディレクターの岡本竜さん。「60年代までのメガネは、デザインの種類は豊富ではありませんでしたがサイズ展開が豊富でした。当時はガラスレンズしかなかったので、フレームが無駄に大きくても重くなるだけ。逆に小さいと視界が狭くなるので、ジャストサイズで掛けるのが普通でした」。

また、70年代になるとアメリカの不景気を契機にグローバル化と大量生産の時代になります。アメリカで物が売れなくなると、それまではローカルな流通だったメガネが海外に輸出されるようになって、生産もアメリカ企業は率先して海外生産に移行し始めて、企画と生産が分離します。今の企業と同じく、企画段階でコストダウンの優先順位が高まり、最大公約数のサイズしか作らなくなったそうです。「メガネメーカーの現行のフレームはほぼワンサイズ展開なので、大きめのサイズになります。フレームが大きくなると、マンガのキャラクターのようにヌケ感が出てしまい、どうしても表情が可愛くなってしまいます」と山崎さん。40男に可愛く甘い感じはちょっといただけない。

左が山崎リコさん、右がディレクターの岡本竜さん
「メガネはサイズが第一」という新しい選び方を教えてくれる店

メガネのサイズの基本は、黒目と黒目の中心の距離=瞳孔間距離(PD)により、レンズとブリッジ(レンズの間の橋渡しをする部分)の幅が決まります。「ヴィンテージメガネの魅力は、使っている素材が良くて、サイズが豊富なところ。日本人の肌色に馴染みやすいゴールドは、73年に金の自由化が始まって値段が爆発的に上がり、それを契機に金メッキ技術が発達していきましたが、73年以前のメガネは金が贅沢に使われています。また、瞳孔間距離に合ったサイズのメガネをかけると、キリッと引き締まった表情になり、サイズが合っていると安心感もあります」と、アドバイス。

自分のサイズを一瞬で言い当てられた編集部員も、「メガネ屋では、ブランドやデザインのタイプで選ぶのが普通と思っていたので、サイズが大切というのは初めて聞きました。顔を見て、“あなたにはこのサイズです”と言われたのは衝撃でしたね。でも、自信を持って薦められるのは気持ちいいです」。

男性のメガネは、女性のメークアップに近いものだから雰囲気作りも大事

山崎さんは、「男性の場合、顔をパッと見たときに目立つのは色なので、女性のお化粧に近い感覚でのセレクトも大事。私たちは顔のサイズに合うものはもちろん、髪型や髪色、洋服などの雰囲気も見て、常時1万本を超えるストックの中から最適なメガネをお薦めします」と言います。

さらに岡本さんは、「40代の男性なら、まさに働き盛りなので、メガネで印象度を上げたり、見た目から武装することもポイント。黒人開放指導者のマルコムXが刑務所から出所してきたときに、印象がガラッと知的に変わるブロータイプのメガネをかけていたのは有名なエピソード。人に与えたい印象を自分で作れるアクセサリーとしてメガネを選んでみてください」と薦めます。

40男の本当に似合う「第一線でバリバリ仕事ができそうに見える」メガネ
「アメリカンオプティカル」フレーム ¥132,840

ソラックザーデが「顔がキリッと引き締まり、存在感をアピールできるメガネ」として選んだのは、今のメガネの原型・元祖といわれる「アメリカンオプティカル」の1930年代のデッドストック。なぜオリジンといわれるかというと、「1929年まではレンズに対してツル(耳にかかる横の部分)の付け根はど真ん中でしたが、30年に自動車が普及しはじめて周りがより見渡せるように付け根の位置が上に移動した画期的モデルです」と岡本さん。

この究極のシンプルなフレームは12金10%含有という素材の段階で金が分厚く貼られているもので、今の時代には作れない贅沢なもの。掛ける価値のある一本です。

40男の本当に似合う「週末を楽しみ、家族を大切にしているように見える」メガネ
「アメリカンオプティカル」フレーム ¥93,960

「休日に子どもと公園に遊びに行くときのメガネ」というリクエストにソラックザーデが選んだのは、50年代・アメリカでリリースされた「アメリカンオプティカル」の黒縁メガネ。岡本さんは、「当時、アメリカが作っていた樹脂の総称=アメリカンザイルは、油分が豊富に入っていて素材がとても素晴らしい。その魅力が伝わるフレームです」と推奨。

「ソラックザーデ」オリジナルフレーム ¥72,360

もうひとつ、週末用にセレクトしたのは、ソラックザーデのオリジナルフレーム。メガネの聖地である福井県鯖江市の古い蔵で見つけた希少なアセテートのヴィンテージ生地と、1930年代後半から40年代初頭にフランスで作られた真ちゅう製の蝶番を使用したヴィンテージモチーフのデザイン。ソラックザーデでは、他にも幾つかあるハウスモデルの中から選んだデザインを一人ひとりの顔のサイズに合わせて作る「オートクチュール」も行っています。

一人ひとりの顔型と向き合い、最適なメガネを提案する「ソラックザーデ」

2005年に岡本龍允氏と竜氏の兄弟2人で、大阪で予約制のショールームからスタートしたソラックザーデ。岡本竜さんにヴィンテージアイウェアにはまったきっかけを尋ねると、「中学生のときに親のクローゼットを見て、父親のサンローランのセットアップや、母親の70年代のサンローランのコートに魅力を感じたのが原体験です。それから2004年にオリバーゴールドスミスの60年代のメガネが復刻して、アイコニックな有名人がこぞって掛けていましたが、復刻モデルにどこか満足できず、オリジナルが見たくなって、気がついたらバックパッカーになってロンドンやパリを足を使って探していて、欲しいメガネを見つけたら買うようになっていました」と言います。

今回紹介したメガネ以外にも、22金5ミクロンという厚メッキの1980年代のカルティエのフレームや、アメリカ製ボシュロムのヴィンテージレイバン「アビエーター」、70年代後期のオリバーゴールドスミス、50年代アメリカの黒人ジャズマンが掛けていたようなサングラスなど、魅力的なフレームを豊富なサイズでラインナップしていますので、ぜひ訪ねてみて、良きアドバイスを受けてみてはいかがですか。

SOLAKZADE(ソラックザーデ)
東京都渋谷区神宮前4−29−4 goro's Bldg
03-3478-3345
営業:15:00~21:00
不定休 水曜のみ完全予約制
http://solakzade.com/


Photo:Rintaro Ishige
Hair:Megumi Ochi(ALFALAN)
Text:Makoto Kajii
Editor:Ryutaro Yanaka

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