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FASHION ー エコラグ

干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ"

第136回 Fayの3WAYコート

2016.12.7
2016.12.7

イタリア最後の大物はリュクスなリアルクローズ

2015年春夏シーズンに日本再上陸を果たした、イタリア最後の大物がFay(フェイ)です。もともとはアメリカ・ボストンにて消防士の服をつくっていたFayが表舞台に躍り出たのは1980年代。TOD’Sグループ傘下に入り、イタリア市場に登場すると、その都会的でタイムレスなデザイン、品のあるエレガンスで、次第に注目されるようになりました。編集者時代にイタリア取材に行くと、ミラノで働く弁護士や医者、ビジネスマンなど、お洒落なミラネーゼたちがこぞってFayのコートを着ているのを見て、なぜ日本では正式販売しないのだろう、と不思議に思っていたものです。

2012年春夏コレクションより、トマソ・アキラーノとロベルト・リモンディというデザイナー二人組がクリエイティブディレクターを務めるようになってから、すごく気になっていたんですよ。彼らはマックス・マーラの同僚として出会った後、自身のブランドを立ち上げる一方で、マーロやジャンフランコ・フェレといったメジャー級のブランドを手がけてきた男性デュオ。これ見よがしを嫌い、品を愛するスタンスが絶妙なんですよね。

前置きが長くなってしまいましたが、この3WAYコートはヒルトン大阪の直営店で今年、買ったばかりの一着です。着脱可能な中綿入りベストは裏返して単体でも着られ、僕はベストを外してコートだけで着ることが多いのですが、これからもっと寒くなったらセットで着てみようと思っています。黒のテクノストレッチ素材を使い、シルエットがすごくきれいな上、シワになりにくくて、しかも型くずれしない。最近、出張が多かったこともあって、こういった機能性に改めて注目していたところ、Fayの一着に出合ってしまったんです(笑)。ナイロンものはしばらく着ていなかったのですが、着てみるとやっぱり便利ですね。しかも、リュクスなリアルクローズと呼べるものに仕上がっているのが素晴らしい!

それと、Fayのコートは前開きの裏側にタグが付いているんですけど、それが歩くときに揺れてチラっと見える点も魅力。憧れのミラネーゼのように、スーツに合わせて着ています。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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