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チュードルの人気を二分するレトロなクロノグラフ

この数年続いた急激な価格の上昇、イギリスのEU離脱、アメリカでのトランプ政権の発足による円安などの影響から、ヴィンテージウォッチの購入や投資は、今後さらにシビアな審美眼が問われてくることは確実です。

意外な展開として挙がるのが、「Longines(ロンジン)」のクロノグラフの価格の高騰ぶり。かつてのヴィンテージロレックスのように、その人気は鰻登り。店頭での購入が非常に困難になりつつあります。

逆も然りで、たとえ有名ブランドのレアな個体であっても、オリジナリティやコンディションが微妙であれば動きはかなり鈍ります。

そんな最中、狙い目だと言えるブランドのひとつが「TUDOR(チュードル)」です。

今回ご紹介するのは、ヴィンテージロレックスのコレクターなら誰もが知る“薔薇サブ”などの「Submariner(サブマリーナー)」の希少モデルと双璧をなす、数年前に復刻が登場「OYSTER DATE CHRONOGRAPH(オイスターデイト クロノグラフ)」、通称“モンテカルロ”と呼ばれるクロノグラフ です。

▶︎画像拡大表示TUDOR OYSTER DATE CHRONOGRAPHRef.7169/0、1972年製、手巻き(Cal.Cal.234)、SSケース&ブレスレット、ケース径39.5㎜/149万円(税込) 【問い合わせ】リベルタス 06-6643-9455 http://www.libertas-watch.com/

“モンテカルロ”に該当する「オイスターデイト クロノグラフ」は、ヴィンテージロレックスでいうところの、“ポール・ニューマンダイヤル”や「EXPLORER Ⅱ(エクスプローラーⅡ)」に通じるレトロなデザインが以前から人気を集めています。

言わずもがなこのモデルは、Rolex(ロレックス)の「Cosmograph Daytona(コスモグラフ デイトナ)」の廉価版に当たります。レースのために進化した「コスモグラフ デイトナ」と違って、タキメーターがなかったりと、デザインがかなり異なります。ケースサイズが一回り大きく分厚いことも特徴として挙がります。

▶︎画像拡大表示この頃の「オイスターデイト クロノグラフ」と「コスモグラフ デイトナ」とのデザインの違いは、タキメーターが備わっていないことに加え、インダイヤルが2つ目である点が挙がります。

「オイスターデイト クロノグラフ」を一押しする理由。それは玉数が少ないとはいえ、文字盤のコンディションにかなりの個体差がある“薔薇サブ”のレアモデルに比べると、御眼鏡に適う個体を探しやすい点です。

ちなみに“モンテカルロ”はこのカラーはほかに、ブラックをベースにしたものがあり、後続機に当たる「OYSTER DATE CHRONOTIME(オイスターデイト クロノタイム)」ではインダイヤルが3つに増えます。

▶︎画像拡大表示「コスモグラフ デイトナ」の場合、初期モデルのプッシュボタンは非防水ですが、こちらはねじ込み式を採用した防水仕様です。

さすがにファーストモデルとなれば、200万円オーバーは覚悟しなければなりませんが、それ以外のモデルであれば、100万円前後から購入が可能です。

今のところ、急激な価格の高騰はなさそうで、今後も人気は安定しそうな気配。復刻モデルでは満足できない方、もしくはこのレトロなルックスに惹かれた方、今のうちに押さえておくことをオススメいたします!

Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text: FORZA STYLE



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