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同門対決! 600psで悩んでみたい貴方へ〜アストンマーティン「ヴァンキッシュS」

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新型ヴァンキッシュSはまるで別モノ

英国アストンマーティンが究極のグランドツアラーと位置づけるヴァンキッシュをブラッシュアップ。初代モデルにならい「ヴァンキッシュS」として登場します。ボディ形状はクーペとオープンモデルのヴォランテ。本国では2016年12月より発売となります。

 

目指したのは究極のスーパーGT。フロントに搭載される6リッターV12エンジンは吸気系を刷新することで従来比27psアップの最高出力600psを獲得。DB11がターボ化されたことを考慮すれば同じ600psでもコチラは❝自然吸気❞である点が魅力的と感じる方もいらっしゃることでしょう。

トランスミッションは8速セミATと変わりませんが、変速スピードなど制御系はより緻密に。サスペンションもレーシーに引き締められています。

もしも貴方がジェームズ・ボンドでQにこの2台を提示されたのなら……。さすがのボンドも悩んでしまうかもしれません。

新型ヴァンキッシュSのキャラクターを鮮明に打ち出しているのはエクステリアです。従来のヴァンキッシュがDBシリーズの流れをくむエレガントな匂いがするデザインなのに対し、ヴァンキッシュSはひと目でわかるほどアグレッシブです。

レーシングモデル同様に3分割されたフロントグリルが象徴するかのように、フロントバンパーのボトムに装着されたスプリッター、そしてリアのディフューザーはカーボンの素材感(機能美)をありのままにアピール。4本出しのエキゾーストも相まって存在感はバツグンです。

インテリアは新たにインストールされた❝Filograph❞キルトのレザーシートが最大の魅力です。このシートに身を預けアルカンターラ貼りの天井を見上げたら……。想像するだけで思わず顔がほころぶことでしょう。

ニューモデルの原則はある意味で従来モデルとの差別化ですが、これだけ世界観が異なるとあらためてヴァンキッシュも魅力的に映ります。ともにパフォーマンスは一級ですし、どちらが優れているかというよりも、むしろ嗜好の問題。日本への導入時期は2017年になることが予想されますので、十分に悩む時間はありそうです。

で、いつもなら最後に関連動画をご紹介するのですが、今のところ新型ヴァンキッシュSの動画はありません。というわけで、老舗ブランドのハケットとコラボしたアストンマーティンのコレクション動画でアストンマーティンのあるライフスタイルをご堪能ください。

Text:Seiichi Norishige

参考価格:クーペ £199,950

アストンマーティン ジャパンリミテッド
TEL:03-5797-7281

■ASTON MARTIN by HACKETT



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