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養老孟司も絶賛!【ファッショニスタな昆虫たち】 0.000 001の世界

2016.11.10
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2016.11.10

自然の神秘とクリエイティブがつまった葉虫の世界

スマフォーのみなさん、オシャレにこだわるのは人間だけだと思っていませんか? ノンノン、実は人間など足下にも及ばないほど美しく着飾っている生物が、この地球上には存在するんです。その存在とは、実は「昆虫」なんです。

今回は、編集・松倉がマイクロプレゼンスシリーズで講談社出版社文化賞写真賞に輝き、慶應義塾大学名誉教授を務める小檜山賢二氏の力を借りて、マイクロ(0.000 001)の世界に没入し、絢爛豪華でスタイリッシュな昆虫・葉虫たちの姿をお届けします。人間では到達できない神秘的な昆虫たちの姿に、思わずうっとりしてしまうこと、請け合いです。

「小檜山先生、今回は宜しくお願い致します。」

以前、研究室のメンバーで作ったと言うポロシャツの左胸には、マッシロヒメシロコブゾウムシの刺しゅうが施されています。

松倉:先生の作品であるマイクロプレゼンスシリーズでは、すべての昆虫の隅々までピントが合っていてとても迫力満点の写真になっているのですが、こちらはどうやって撮影されてるんですか?

小檜山先生これはそもそも、たくさんの画像をコラージュして一枚の画像にするマイクロフォトコラージュ(焦点合成手法)を使っています。何度もピントの位置を変えながら昆虫を撮影して、それをつなぎ合わせるのです。それによって隅々までピントが合っている写真になるんです。だから一枚の写真を完成させるために何十枚も撮影してはコラージュをするので大変なんですよ。

松倉:帯でコメントを寄せていらっしゃる養老孟司先生も「実物以上に実物なんですよ」とおっしゃっていましたよね。

写真撮影の方法を世界最大と言われているヘラクレスオオカブトの標本で再現。かなり地道な作業になっているようです。

小檜山先生:ちなみに日本でみんなが知っているカブトムシって大きいでしょ、でも世界中のカブトムシを見てみると平均の体長は2.5㎝程度。日本(南西諸島を除く)には現在2種類しかいないのですが、それのひとつがとても大きいというのはとても凄い事なんですよ、奇跡に近いと言ってもよい。

松倉:そうだったんですね。2㎝程度となると、もはやカブトムシではない気がしてしまいますが、私たちが夏休みに育てていた種類って言うのは世界でもかなり大きい方に属する種だったんですね。それにしてもこちら、どれも美しく立派な標本ですね。

企画のお話をしながら、さまざまな標本を見せてくださる先生。今にも動き出しそうな大きな個体がズラリ! ヘラクレスオオカブトやアトラスオオカブト、神々しいです。

「講談社出版文化賞写真賞に輝いた、象虫の話を……」と切り出したところ、先生から「象虫がユニークなのは造形。オシャレかどうかは分からないけど色彩や模様を持ち、美しく面白い葉虫はどう? 」というご提案をいただきました。

そう言われて葉虫の写真を見ると、確かに象虫とはひと味もふた味も違う、葉虫の美しさに脱帽。ということで、今回は葉虫の世界を中心にのぞいてみたいと思います!

まるでどこかのお金持ちのアクセサリーケースをのぞいているよう! 自然の神秘とクリエイティブがつまりまくった宝石箱や〜!

 

「これなんか、体の表面が金属みたいだよね(小檜山先生)」

 

フゾロイホソヒラタハムシの背中を見ながら「マヤ文明の壁画にありそうな柄だと思わない? 遺跡にこんな柄が刻まれていたら、何かのメッセージかもって考えちゃう、イメージがわいてくるよね」と小檜山先生。

小檜山先生の写真集後半に掲載されている解説によると昆虫は、人間の肉眼では見る事の出来ない紫外線領域の色を見る事ができるため、人間では到底処理しきれない多くの色彩を認識し、さまざまな色を出すためにたくさんの「色素」を持っているんだそうです。その中で「構造色」と呼ばれるおもしろい原理で発色しており、それにヒントを得た繊維や車の塗料などが、人間世界でも製品化されているんだそう。

ということは、前半で「人間の感情や知性の発展によっても本質的に必要であると見なされる。」とある通りファッションはもちろん、車体のボディの色など、街中に溢れる色彩は自然の草花や昆虫、動物たちを通して作られていると言っても過言ではなく、人間には見えない色彩や組織をもつ昆虫からインスパイアされているものが無限にあると言える訳です。そう考えると、人間のクリエイティビティの何世紀も先を昆虫たちは歩んでいる気がして、ワクワクします!

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