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五感で味わう“美食の時間”
第48回「蒲郡クラシックホテル」
【連載】週末彼女と行きたいコスパ宿

2016.11.9
2016.11.9

古き良き大正モダンの意匠が、時を超えて静かに語りかける

「列車が豊橋を過ぎて間もなく、左側の車窓の小高い丘の松林から緑色の屋根の古風なホテルの背面が望まれる」。戦後を代表する時代小説作家、池波正太郎がこう描写したホテルは、今も当時と変わらずに三河湾を見下ろす高台に佇んでいます。そのホテルとは「蒲郡クラシックホテル」。今回は渥美半島、知多半島に抱かれた三河湾国定公園の中心に位置する、大正モダンの宿をご案内したいと思います。

ホテルの窓からは、一万坪の庭園越しにぽっかりと浮かぶ天然記念物の竹島を臨み、遠浅の浜辺は潮の満干により美しく表情を変えていきます。特に夕暮れ時のマジックアワーは最高の瞬間。「生きていて良かった……」と、思える絶景を見ることができるでしょう。

昭和9年に「蒲郡ホテル」として建てられたこちらは、銅板葺きの城郭風建築の外観に対し内装はアールデコ様式という、和と洋をバランスよく取り入れた大正モダニズム建築です。開業当時も評判を呼び、天皇皇后両陛下がお泊りになられたこともある名ホテルなのです。

今回特にお勧めするのは“お食事”です。3つのレストランでは、三河湾産の海の幸をふんだんに取り入れた本格的な味わいを、個性豊かに楽しむことができます。なかでも離れにある2つのレストランは料理だけでなく外観の美しさも堪能できます。

まずは、メインダイニングルームから。半世紀を経た麗わしいモダニズムが、いまは静かに郷愁を奏でています……。こちらでは、三河湾の新鮮な海の幸と特選和牛を取り入れた本格的なフランス料理がいただけます。芳醇なワインとのマリアージュは大正ロマンを感じずにはいられないでしょう。



次にご紹介するのは、鉄板焼きレストラン「六角堂」(予約制)。

 

 

 

緑の庭園にたたずむ和風六角の館では、特選牛や取れ立ての旬の魚介類をシェフが目の前で見事に調理していきます。調理に使用する極上の植物油「太白」は、ひと味違うと好評なんだそう。

最後にご紹介するのは、和と洋の懐石料理「竹島」(前日17時までの予約制)です。和風建築が庭園とマッチして、見事なほど美しい「竹島」。

こちらでは地元の素材を活かした懐石料理を存分に楽しむことが出来ます。

時代を感じさせる和室でのお料理は格別ですが、最高のエッセンスとなるのが窓から見える、この素晴らしい景色。お料理の美味しさもさることながら、時の過ぎるのを忘れてしまいそうです。

 

「竹島」を望める風景だけでなく、近代化産業遺産にも認定された歴史的価値のある美しい建物で食事をする至高のひととき。3つのレストランでは、五感で味わう“美食の時間”を体験することができるのです。

館内に足を踏み入れた瞬間、タイムスリップしたかのような雰囲気を醸し出す同ホテル。さぁ腕時計を外して……、緩やかな時の流れに身を委ねてみてはいかがですか? 古き良き大正モダンの意匠が、時を超えて静かに語りかけてくれますよ。そんな不思議な場所「蒲郡クラシックホテル」へ大切な人とともに是非。

Text : Akiko Uehara

【宿泊料金】
休前日(一泊朝食付き)1万7,000円(税・サ込)~(2名利用時1名あたり)

【蒲郡クラシックホテル】
愛知県蒲郡市竹島町15-1
0533-68-1111
http://www.classic-hotel.jp/

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