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熱狂的なファンを持つ、チュードルのレアモデル

なんだかんだ人とかぶらないことって、ヴィンテージウォッチを購入するうえでの大きなメリットであると、改めて実感する今日この頃。

今回ご紹介するTUDOR(チュードル)の「DATE+DAY(デイトデイ)」はまさにうってつけの一本だと言えます。

ロレックスのディフュージョンブランドとして誕生したチュードルは、今日まで本家のデザインや意匠を受け継ぎながら独自の発展を遂げてきました。なかには「SUBMARINER(サブマリーナー)」のように同じペットネームを起用したモデルもあれば、ロレックス製のオイスターケースやブレスレットを併用していた時代もあります。

▶︎画像拡大表示TUDOR DATE+DAYRef.7020/0、1969年製、自動巻き(Cal.1895)、SSケース&ブレスレット、ケース径39.5㎜/51万8000円(税込) 【問い合わせ】リベルタス 06-6643-9455 http://www.libertas-watch.com/

その名からお気づきかもしれませんが、このモデルはロレックスの最高機種「DAY-DATE(デイデイト)」との廉価版。12時位置の曜日表示などをはじめ似通ったデザインを踏襲していますが、同年代のヴィンテージウォッチ同士で比較してみると、両者の間には興味深い違いがいくつも見受けられます。

第一に「デイデイト」はプレステージモデルであったことから、発売当初から一貫してゴールドとプラチナのみで展開。片や「デイトデイト」はステンレススチールを採用していることからも、よりデイリーユースに適しています。

次にパーツについて。文字盤の細かな表記などを除くと、2つの機種のいちばんの違いは、ベゼルの仕様にあるかもしれません。一部例外はあるものの、「デイデイト」は高級感のあるフールテッドベゼルを採用している個体がほとんど。それに対して、「デイトデイ」はこの個体のような逆回転防止ベゼルを搭載しているモデルが存在します。

▶︎画像拡大表示ロレックスでは存在しない逆回転防止ベゼルと12時位置の曜日表示の組み合わせなど、シンプルでありながら味わい深い表情。
▶︎画像拡大表示王冠マーク入りのリューズはロレックスとまったく同じモノ。そこにチュードルの自社開発のパーツが備わることで独特の雰囲気に。

ケースのサイズ感も大きな違いのひとつです。「デイデイト」のやや小ぶりな36m径に対して、約39.5m径の「デイトデイ」はサイズ感もさることながら、ケースの形状そのものが異なります。

上記の点からも、まさに“変わり種”の一本と呼ぶに相応しいヴィンテージの「デイデイト」。根気よく探せばまだ見つかると思いますが、玉数が少ないうえに競争率が激しいので、買っておくなら今がチャンスかも?

Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text: FORZA STYLE



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